2018.03.13

「平成29年度修了証書授与式」

朝から、雲ひとつない青空。きょうは、晴れの日。杉之子幼稚園は、平成29年度修了証書授与式を挙行しました。

午前10時の開式にあわせて、正装に身を包んだ子どもたちが保護者の皆さまと一緒に登園してきました。子どもたちは慣れ親しんだお部屋へ、保護者の皆さまは会場となる2階ホールへと足を進めます。

きょうは、担任の先生も卒園式の衣装を身にまとっていることもあり、お部屋には担任を補助する先生が入ります。補助の先生は、子どもたちの服装のチェックをしたり、トイレのケアをしたり……。きょうが、いつもと異なる雰囲気であることは、子どもたちは敏感に察知していますから、細かなケアは欠かせません。担任と補助の先生の連携は、ばっちりだったようです。

定刻を迎え、子どもたちは、担任の先生と一緒にホールに向かいます。お部屋を出てホールに向かう途中の廊下では、年中さん、年少さんの先生たちやホールに入りきれなかった保護者の皆さまから「おめでとう」の言葉がかけられ、子どもたちは、小さな笑みをうかべながら、どこかはにかんだようすです。やっぱり、ちょっと緊張しているのかな……。

卒園式は、厳かにはじまりました。進行をつとめるのは、年中「ゆり組」担任の恵美先生です。

恵美先生の「はじめの言葉」に続くのは……。

「園歌=すぎのこのなかまたち」の斉唱です。64年の杉之子の歴史の中で、今日はじめて、卒園式の式次第に「園歌斉唱」が加わりました。「ツリーハウスにのぼってみると……」。
「すぎのこのなかまたち」をうたう子どもたちの元気な声がホールに響きます。

「園歌があったらいいな」。「卒園式」で歌いたいな……。園長先生がその思いを中川先生にぶつけたのは、最近のことではありません。そこには、けっして短くない時間が流れたんです。その園長先生の熱い思いに中川先生が応えてくださったのは、昨年の秋でした。

「いいよ」。待ちに待った、中川先生からのお返事でした。そして、できあがったのが「すぎのこのなかまたち」なんです。これ以上、歌いやすくて、覚えやすくて、「杉之子らしさ」を凝縮した曲は、絶対にできないと思います。その「園歌」を、きょう、この「卒園式」という晴れの舞台で、子どもたちがのびのびと歌っているんです。感無量でした。

「園事報告」のあと「証書授与」となります。担任の先生が子どもたちの名前を読み上げ、子どもたちは壇上を園長先生の前へと進み、証書を受け取ります。

「おめでとう」。証書を渡しながら、園長先生はひとりひとりに小さな声で「お祝いの言葉」をささやきます。それは、まるで魔法の言葉。証書を受け取った卒園生と園長先生の間には、ふたりだけの世界が広がります。

証書を受け取って園長先生と握手をすると、その「魔法」は、パッと解けてしまいます。一瞬だけの夢の世界。それでも、きっと子どもたちの心に刻まれたことと思います。

園長先生の言葉、理事長の言葉と続き……。

「ひだまり」の会長からもお言葉を頂戴しました。涙をこらえてのご挨拶。いえ、もう涙は流れていたようです。

会長のお言葉からは、杉之子への「愛」がひしひしと伝わってきました。卒園式のあとで年長の先生がjimjimにこっそり教えてくれました。「会長の言葉で、涙腺が壊れました。あんなにすばらしい言葉をいただけて、本当にうれしかった……」。

Jimjimも、うれしかった。きっと、スタッフみんなが同じ気持ちだったと思います。会長、1年間、本当にありがとうございました。

年中さんの代表から「お送りする言葉」をいただいたあと、年長さんから「お別れする言葉」が贈られ、そのあと、年長さんは振り返って保護者席に向かいなおります。そして、保護者の皆さまに向かってうたうのは、「はじめの一歩」。生んでくれたことに感謝する歌です。子どもたちの歌声にハンカチで目頭を押さえる保護者の皆さま。会場に溢れるほどの「愛」を感じた瞬間でした。

卒園式の最後は、先生たちと歌う「思い出のアルバム」です。もう、担任も涙、担任以外のスタッフも涙、保護者の皆さまも涙です。思い出されるのは、入園してからの日々。楽しいことばかりではなかったでしょう。保護者の皆さまも、子育てにご苦労された日々もたくさんあったことと思います。子どもたちは、ときには保護者の皆さんに大変な思いをさせます。それがストレスになることだってあります。でも、そのストレスを解消し、苦労を帳消しにしてくれるのも、やはり子どもたちなのだと思います。「あんなに言うことをきかなかったのが嘘みたい」。子どもたちは成長し、そして変わっていきます。お友だちとのかかわりの中で学ぶんです。それが、幼稚園生活です。

「あんなこと、こんなことあったでしょう」。先生たちも、子どもたちとの「思い出」のひとつひとつが思い出されたのだと思います。卒園式の最後は、「思い出」と同じの数のたくさんの涙でした。

年長の皆さん、本日はご卒園おめでとうございます。

幼稚園での生活を通して、皆さんは入園したときとは見違えるほど成長しましたね。いろいろな本を読んだり、さまざまな景色をみたり、おもしろいお話を聴いたり……。もう、皆さんは自分の中に入ってくる物事を理解できるようになりました。それが、いつか皆さんの「夢」へとつながっていくはずです。

人は、必ず「役割」を持って生まれてくるということばを聴いたことがあります。
きみたちは、まだ6歳。「役割」なんてわからないと思います。でも、いつかきっとわかるときがくるでしょう。

先生たちは、あなたたちの「いま」を大切にしながら、幼稚園であなたたちと一緒に毎日を過ごしてきました。一緒にあそび、一緒に笑い、一緒に泣いて、ときには先生に叱られることもあったでしょう。

でも、先生たちは「いま」だけのことを考えてあなたたちと過ごしてきたわけではありません。「いま」と同時にあなたたちの「将来」をもみつめて一緒に過ごしてきたのです。将来、あなたたちが生きていくための力を身につけるために……。

それは、一言でいえば「人として」ということです。説明すると難しくなりますが、簡単に言えば、「正しいことをする」ということです。でも、これは簡単なようで、簡単ではありません。あなたたちが生きていくうえで、「正しいことをする」ということで迷ったり、悩んだりすることがあるかもしれません。そのときは、先生に相談したり、お父さんやお母さんに相談したりしてみてください。そして、ひとつひとつ「壁」を超えながら、力づよく、たくましく生きていって欲しいと思います。

きょうまで杉之子幼稚園で学んだことは、いつかかならず、あなたたちの人生で役に立つときが来るはずです。先生たちは、そう信じてあなたたちと毎日いっしょに過ごしてきました。あなたたちが「役割」に目覚めたとき、そこに向かって一生懸命に進んでいく姿を思い描きながら……。

年長の皆さん、杉之子幼稚園に来てくれてありがとう。そして保護者の皆さま、杉之子幼稚園を選んでくださって、本当にありがとうございました。スタッフ一同、全力を尽くし、精一杯、子どもたちに寄り添ってきたつもりではございますが、ご期待にそえなかった部分も多々あったかと思います。どうか、ご容赦ください。

皆さんと出会えてよかった。

子どもたちからも、保護者の皆さまからも、たくさんのすばらしい「想い出」と「学び」をいただきました。

今はただ、皆さんと出会えたことへの感謝の気持ちしかありません。

きょうは、「さようなら」ではありません。「おめでとう!!」です。また、お会いしましょう!!

ありがとう、子どもたち。ありがとう、保護者の皆さん。ありがとう、すぎのこのなかまたち!!

星の数ほどの、たくさんの感謝をこめて……。

by jimjim

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