2018.09.14
今日のすぎのこ
年少さんのこの製作は?
きょうは、朝から雨模様。園庭に出ることができない子どもたちは、お部屋であそんだり、園内をあっちこっちにいきながらあそんだり……。 その「あっちこっち」いきながらあそんでいた子たちが、ウッドデッキのところで妙なものをみつけて楽しそうにあそんでいました。 それは何かといいますと……。 「段ボール箱」のトンネルです。仕掛け人は、どうやら直人先生。なかなか、子ども心をくすぐるものをつくってくれます。
jimjimも、子どもの頃に段ボール箱をあつめて「家」をつくったことがあります。そこは、まるで自分だけの「お城」。居心地は、最高でした。 このトンネルであそんでいる子たちも、きっと同じ心境だったことと思います。 だって……。
こんな笑顔で出てくるんですから。ワクワクしたでしょうね。仕掛け人の直人先生によると、これはまだ「初期段階」で、これから発展していくらしいです。いったい、どんなふうに発展していくのか、子どもたちだけでなく、jimjimも楽しみでなりません。一緒にあそんじゃおうかな!?
雨模様でしたので、運動会の練習も「お休み」かと思いきや、年長さんはホールを使ってしっかりとがんばっていました。 写真を撮りにホールに足を踏み入れて、すぐに感じたことがあります。 それは……。 きょうのホール練習、いままでと雰囲気が全然違うんです。だれもおしゃべりをしません。緊張した空気がピーンと張りつめていました。これが、「年長さんらしさ」なんです。ある年長の先生が言っていました。 「どんどん吸収して、どんどん伸びています」。 その言葉の意味が「ストン」と腑に落ちる、年長さんの練習でした。 ここで、年長さんのエピソードをもうひとつ……。これは、きょうのミーティングでのお話です。 ある男の子が、「あーっ!!」と大きな声で叫んでいたそうです。不思議なことに、その子は長い「筒」を口にあてて叫んでいるんです。しばらくすると、乳酸菌飲料の容器をその「筒」の先にあてがって、筒の先を閉じました。そしてまた、「あーっ!!」と叫びはじめました。 さんざん叫んだあとに「うーん……」と考え込む男の子。その男の子が漏らした一言とは……。 「うーん。やっぱり、「あー」は溜まらないな」。 わかりますか?この男の子は、筒の先っぽの乳酸菌飲料の容器の中に、自分が叫んだ「あーっ!!」という言葉が溜まるかどうか試していたんです。これ、実験としては最高だと思いませんか。何でも思いついたことを試してみる。この姿勢こそ、幼児期に身につけなくてはいけないことのような気がします。 いまは、簡単に「正解」が手に入る時代。ともすると、大人が先に「正解」を教えてしまうことさえあります。そうなると、子どもたちには何が残るでしょう。「知識」は増えるかもしれませんが、「経験」は増えません。自分で試してみて、失敗して、工夫する……。「正解」への道のりが遠いほど、その子の中に残るものは、多いはずです。それこそが、人生を生きるうえでの「宝物」であり、「生きる力」になっていくのだと思います。 きょうの男の子のような子が、もっともっと増えてくれたらいいなと思いました。
さて、きょうの本題の「年少さんの製作」について触れなければいけません。 これは、「うさぎ組」さんなのですが、実は一足遅れで本命の製作が終わってしまっていて、「粘土製作」に変わってしまっていました。 「りす」組さんも同様に終わってしまい……、
間に合ったのが、「ぞう組」さんでした。 子どもたちの手にピンクの絵の具を塗る先生。 「くすぐったーい!!」と子どもたち。
手は、こんな感じ。
その手を白い模造紙にペタペタして、手形をつけていきます。 という簡単な「製作」なわけですが、重要なのは、これにどのような目的があるのか、ということなんです。 でも、まだ言えないなぁ……。
「くま組」さんの「製作」にも間に合ったのですが、おや?「ぞう組」さんとは、違うことをしています? いったい、何のための「製作」なんですかね。 こたえは、もう少しお待ちくださいね。「正解」を簡単に教えたら、何にも残りませんから……。皆さんも、お考えください。
というわけで、最後は年中「ゆり組」さんの「十五夜の製作」です。 お月さまとお団子を囲むように伸びているのは、「手」のようにみえますよね。そうです、「手」なんです。でも、これには、ちゃんと意味があるんですよ。知りたいですか? では、正解をお教えする前に、皆さんもお考えください。 わかりましたか? そうです、「すすき」です。 「手」をすすきの「穂」にみたてたわけですね。いいアイデアでしたが、完成したのをみた子から、「こわい」という声が漏れたとか漏れなかったとか……。 それはともかくとして、みんなで記念撮影。 ちなみに、今年の十五夜は9月24日だそうです。お天気になるといいですね。 では、また来週お会いしましょう。 よい週末をお過ごしください。 by jimjim