2019.11.08

今日のすぎのこ

「ひのき屋」さん、来日!!

きょうは、杉之子幼稚園にあのバンドが戻ってきてくれました。毎年、この時期に杉之子に来てくれて、楽しいリズム、美しい音色、すてきな歌声を聴かせてくれるあのバンド……。 そう、「ひのき屋」さんです!! 「ひのき屋」さんは、いったい杉之子幼稚園に何度目の「来日」になるのでしょう。「トラベリング・バンド」を名乗る「ひのき屋」さんは、これまで世界各地で演奏活動をおこなってきました。世界を股にかけるバンドですから、「来日」という表現は、間違っていないと思います。 世界中で演奏すると、日本の「常識」では考えられないこともいろいろと経験されるそうです。 東ヨーロッパのツアーでは、国と国の間を移動するときに、何とライブ会場に楽器が届かないというアクシデントに遭遇。会場は、すでにお客さまでいっぱい。満員御礼状態です。 バンドにとって、「楽器」は命の次に大切なもの。その「楽器」が手元になく、しかも場所は言葉が通じない外国です。この「絶体絶命」のピンチを、なんと「ひのき屋」さんのメンバーは「からだひとつ」で乗り切ったそうです。 「楽器」がなくても「ハート」がある。からだを使って、全身全霊を傾けて歌えば通じてくれるはず……。 逆境の中でのライブでしたが、結果的には会場全体がノリノリで、思いがけず最高のライブになったそうです。こんなピンチをくぐりぬけてきた「ひのき屋」さんのメンバーは、人の心をつかむ達人ばかり。きょうは、どのような展開で子どもたちを「夢の世界」に連れていってくれるのでしょう。 さあ、ライブのはじまりです。

今年のオープニングは、意外と静かでした。子どもたちも、ちゃんと座って「ひのき屋」さんの音楽に耳を傾けています。

「ひのき屋」さんが奏でる「ピアニカ」の音、「笛」の音、「ギター」の音、そして「太鼓」の音……。すべてが心地よく響いてきます。 見上げれば、空は雲ひとつない青空。 リーダーのソガさんが言いました。「お天気がいいから、寝っ転がって聴いてもいいよ」。先生も子どもたちも、「ひのき屋」さんの音楽を聴きながら、シートの上にゴロリ。青空を見上げている子もいます。 すると、次の曲では……。

「こんどは、歩いてみよう。跳びはねてもいいよ!!」。 ここで、子どもたちのスイッチが入りました。このスイッチを入れるタイミングがまさに絶妙。静かな曲にからだを預けていた子どもたちの心の中では、きっと「そろそろ動きたいな」という、そんな芽が出はじめていたことでしょう。ソガさんが「跳びはねてもいいよ」と声をかけたのは、まさにそんなタイミングでした。さすがに人の心をつかむ達人の皆さんです。 そこからは、もうノリノリの全開です。すっかりおなじみになった「ピエロ」という曲では、曲の順番が来る前から、年長さんの子どもたちが待ちきれずに「ピエロ、ピエロ!!」とリクエストをするくらいでした。

このノリノリの中でみせてくれた「こいのぼり」での「タオル投げ」は、まさに圧巻の一言でした。

後半には、ワタナベさんが「獅子舞」も披露してくれて、「大よろこび」の子がいる一方で、ちょっと怖くなっちゃった子も……。 「怖い子は、顔を伏せていていいからね」と、ワタナベさん。ご希望の方にだけ、頭を「パクッ」としていました。

最後は、みんなで肩を組んで歌い、とても感動的なフィナーレでした。

クラスごとに肩を組んだり……、

おともだちと肩を組んだり……。 そうそう、今年も上半身はだかの熱い男たちがいました。ちなみに、「ひのき屋」さんもたくさんの幼稚園や保育園で演奏をしていますが、「はだか」になるのは杉之子幼稚園だけだそうです。杉之子の子どもたちは、きっと日本で一番「熱い」ということなんですね。

というわけで、杉之子の子どもたちにすばらしい音楽を届けてくださった「ひのき屋」の皆さん。杉之子のライブ撤収後、休む間もなく、すぐに新潟へと旅立っていかれたのでありました。 あっという間に新潟へ向かわれたので、うっかりして、きょうの「セットリスト(曲順・曲名)」をいただくのを忘れてしまいました。そのようなわけで、きょうは「セットリスト」の掲載ができません。「ひのき屋」の皆さん、ごめんなさい。お詫び申し上げます。 最後に、「ひのき屋」さんのメンバーを紹介して終わりにします。 【メンバー紹介】 ソガ直人 ワタナベヒロシ しまだめぐみ 雨宮牧子 本多貴幸 【スタッフ】 イトウジュンヤ モッチー ※「ひのき屋」さんのライブ情報をアップしました。どうぞ、ご覧ください。 「ひのき屋」の皆さん、今年もすばらしいライブを魅せてくださり誠にありがとうございました。 ぜひ、来年も来てください。お待ちしています。 では、また来週お会いしましょう。 By jimjim

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