2019.10.02
今日のすぎのこ
年少さんの「反省会」&「アフター反省会」。
きのう、10月になりました。もう、10月なんですよね。10月といったら、季節は「秋」です。本来なら、「衣替え」のタイミングなのですが、とても「長袖」を着る気になれません。10月なのに毎日、汗だくの日々が続いています。 朝、幼稚園のまわりをお掃除していると、汗がダラダラ。運動会のようすを写真に撮っていると、汗がダラダラ……。何をしても、外にいれば汗がダラダラと流れてきます。いったい、この暑さはいつまで続くのでしょうか。 いま、この暑さをもたらしているのは「夏の空気」。何かのタイミングで「秋の空気」に入れ替わらなければならないわけですが、今回、その「きっかけ」になりそうなのが、九州の西を北上している「台風18号」です。 予想では、「台風18号」は日本海に進んで「温帯低気圧」に変わる見込みですが、この低気圧が日本を通過した後に、もしかすると「秋の空気」が入り込んでくるかもしれません。 「低気圧」は、中心に向かって「反時計回り」に風が吹き込みます。低気圧が日本の東海上に進めば、その西側の日本では北寄りの風が卓越します。この北寄りの風によって、大陸から冷たい空気が運ばれてくれば「秋の空気」に入れ替わって、涼しくなるかもしれません。 では、その風向きが変わるのはいつなのかというと、どうやら日曜日あたりになりそうです。ということは、運動会が開催される土曜日は、まだ暑い「夏の空気」の支配下におかれそうです。水分補給などは、欠かせませんね。 さて、1枚目の写真は、年長さんの女の子がつくった「カプラタワー」です。お部屋の天井までもう少しで届きそうな高さです。できあがったことがよほどうれしかったのでしょう。とてもすてきなニコニコ笑顔でしたので、記念にパチリ。 そうそう、年長さんのお話で思い出したことがあります。きょうの終礼のときに、ある年長組の先生がこんなお話をしてくれました。運動会にまつわるお話です。 あまり自分に自信を持てない男の子がいました。最初の「公開練習」のときは、「リレー」が嫌で泣いていたそうです。その先生が言いました。「お母さんが来てくれるから、がんばってみよう」。お母さんが来てくれたことで、その子は「公開練習」をがんばって乗り切ることができました。 2回目の「公開練習」では、前回の「公開練習」で自信がついたのか、もう泣くことはなく、しっかりと演技・競技ができました。 そして、3回目の「公開練習」のときです。「リレー」で男の子の人数が足りませんでした。そうしたら……。 なんと、その男の子が「ぼくが2回走ってもいいよ!!」といってくれたそうです。最初は、あんなに「リレー」が嫌いだったのに、すっかり自信がついたみたいです。「お母さんのちから」って、ほんとうにすごいです。 別の男の子は、ちょっと「おふざけ」をしているお友だちに「年少さんとか年中さんがいるんだから、そんなことをしたらよくないよ」と、声をかけていたそうです。 きのうのブログで、杉之子幼稚園は「結果よりも過程を大切にしている」ことをお伝えしました。きょうの年長さんのお話を聞いて、運動会の練習をとおして子どもたちが大なり小なり「成長」の歩みを進めていることを知り、とてもうれしく思いました。 目に見えること、見えないこと。「成長」は、どこで「芽」を出しているかわかりません。でも、それに気づいて、その芽を育て、それを楽しむことが「子育て」のように思います。 もしかしたら、もうたくさんの「芽」が出ているかもしれません。どうか、その「芽」をひとつでも多く見つけてあげてください。 年長さんの「運動会」にまつわるお話を披露させていただいたところで、年少さんの運動会の練習のようすをちょっとだけご紹介しましょう。
きょうの年少さんの練習は、お隣の戸部公園でおこなわれました。きょうのメニューは、「リズム」です。「リズム」を踊る姿は当日の「お楽しみ」にさせていただき、きょうは練習後の「反省会」のようすをお伝えしたいと思います。
年少さんだって、練習をしたら「そのまま」というわけではありません。こうして、ちゃんと「反省会」をしているんです。
先生が「踊り」のポイントを伝えます。といいましても、そこには「厳しい空気」はありません。
いろんなところを向いている姿、お砂をいじっている姿。これが年少さんの「素」の姿です。 でも、いいじゃないですか。これで。 あっちを向いたり、砂をいじったりしながらも、もしかしたら「耳」はしっかり先生の方を向いているかもしれないんです。
こうして、自分のペースを保ちつつ「成長」していくのだと思います。運動会の「リズム」では、この子たちのペースをしっかりご覧いただくことができます。きのうの繰り返しになりますが、「うまくできた」かどうかではなく、いま目の前にいる我が子を全力で応援してあげてください。 その応援がきっと、最初にお話をした年長さんの男の子のように「自信」につながっていくのだと思います。 さて、この「反省会」のアフターはといいますと……。
各クラスで「自由時間」となりました。「ひよこ組」さんの子どもたちは、なぜかお隣の「杉山神社」に向かって、行方不明になった「バッタのぴよちゃん」の名前を大声で叫んでいました。「ぴよちゃん」につきましては、たくさんの保護者の皆さまからご心配の声をいただきまして、有喜子先生がとても感動しておりました。この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。 結局、「ぴよちゃん」は行方不明のままなのですが、このあと、またまた「事件」が発生したんです。もう、「ひよこ組」さんについては「事件簿」ができそうです。 きょうの「事件」は何かといいますと……。 子どもたちが戸部公園の草むらの中で「てんとうむし」を発見したんです。それも、きれいな「ななほしてんとう」です。まだ「お名前」はないのですが、「ぴよちゃん」のおうちを間借りしていました。たぶん、明日には子どもたちが「お名前」をつけてくれることでしょう。 「てんとうむし」だから「てんちゃん」かな。「ななほし」だから、「ななちゃん」かな……。Jimjimのほうが楽しみだったりして……。
いまの戸部公園には、「どんぐり」がいっぱい。「ぞう組」さんは、「どんぐり」を探しにお出かけをしていました。
みつけた!!
「小枝」だって、子どもたちにしたら「宝物」です。たくさん集めましたね。 こうして、「アフター反省会」は、お帰りの時間の間近まで続いたのでありました。 みんな、とても楽しそうでしたね。すてきな笑顔がいっぱいでした。 では、また明日お会いしましょう!! By jimjim