2019.10.10
今日のすぎのこ
10月生まれの「お誕生日会」を開きました。
きょうも、朝からいいお天気でしたね。園庭には、元気にあそぶ子どもたちの声が響いていました。このいいお天気も、今日までのようです。どうやら、明日からは少しずつ台風19号の影響が出てきそうで、心配は募るばかりです。 さて、きょうの杉之子をお伝えしましょう。1枚目の写真は、「ひまわり組」さんです。「紋切り」した折り紙で顔を覆っていますので、お子さまの顔がわかりませんが、とてもきれいにできています。折り紙の色が「ひまわり組」さんのクラスカラーなのがいいですね。
この「紋切りあそび」は、これで「完成」ではありません。里佳先生によりますと、この「紋切り」でつくった折り紙は「装飾用」だそうです。ということは、飾りつけをする「本体」があるわけで……。 その「本体」は、これから登場してくるそうなので、そのときにまたお伝えしたいと思います。
そのお隣の「ゆり組」さんでは、担任の幸代先生がお部屋の真ん中に陣取り、模造紙に何かを書き連ねていました。何を書いているのかと思いながらのぞいてみると……。 そこに書かれていたのは、食材の数々でした。その食材は、お弁当の材料。子どもたちと一緒に考えた食材を幸代先生が模造紙に書き、子どもたちはそれを粘土でつくってお弁当を作ります。
「お弁当箱」にみたてた粘土ケースの中には、かわいいおかずがたくさん並んでいました。 子どもたちにとっては、「夢のお弁当」づくり。どんなお弁当ができあがるのでしょう。お子さまに聞いてみてくださいね。
そして、「ゆり組」さんから「りす組」さんに足をのばしたわけですが、「りす組」さんの扉を開けてビックリ!! 思わず、「あれ?」っと声を出してしまいました。なぜなら……。 「りす組」さん、もう給食を食べはじめていたのですが、テーブルを囲むお子さまの顔を見て、最初に目に入った子が「ちゅうりっぷ組」さんの子たちだったんです。 担任の心先生に尋ねたところ、きょうは「りす組」さんと「ちゅうりっぷ組」さんとの「合同ランチ」になったそうです。でも、それにしては人数が少なすぎます。ということは……。
「りす組」さんのお友だちも「ちゅうりっぷ組」さんのお部屋におじゃまして「合同ランチ」を楽しんでいました。 「りす組」さんと「ちゅうりっぷ組」さんは、お互いに「赤いバッジ」と「赤い帽子」ですから、「赤」が共通のカラー。そんな「色」をとおしての「なかよしクラス」もいいですね。
ちなみに、お子さまたちが食べているきょうの給食のメニューは、こちらです。 栗ごはん ヒレカツ 花さつま ポテトテータ 小松菜の煮浸し 黄桃缶 ごちそうさまでした。
そして、ランチの後は、2階のホールで10月生まれのお友だちの「お誕生日会」を開きました。きょうの司会は、美紗先生です。 いつものように、「お誕生日カード」を首にかけてもらってみんなの前に並ぶ10月生まれのお友だち。年少さんから順番に、ひとりずつお名前をいいます。そして、みんなから「うた」と「ことば」のプレゼントをいただき、園長先生の言葉を聞いて閉会となりました。 そうそう、「お誕生日」にまつわるお話で、きょうこんなお話を耳にしました。ある年少さんの男の子が、お母さんに「お誕生日プレゼントは、何がいい?」と聞かれたそうです。そう聞かれると、たいていの場合は自分のほしい「おもちゃ」などを答えますが、その男の子の答えがすごいと思いました。 どういう答えだったと思います? その男の子がお誕生日のプレゼントにほしいと答えたものは、「ガムテープ」と「セロテープ」だったそうです。 よく聞くと、その男の子は製作が大好きで、幼稚園でもほんとうにいろいろなものを創っているそうです。なんだか、自分で「夢」を創り出しているような気がして、とても感心してしまいました。 お話を「お誕生日会」に戻しましょう。実は、きょうは「お誕生日会」のあとに年少組の先生たちからものすごい「サプライズ」があったんです。それを紹介しなくてはいけません。 それは何かといいますと……。
「折り紙シアター」です。写真の左側に映し出されているのが、プロジェクターで投影された「折り紙シアター」の画像です。そして、この「折り紙シアター」を演じている年少組の先生たちは、写真の右手のほうに小さく写っています。 きょうの「折り紙シアター」のタイトルは、「おむすびころりん」。この作品の仕上がりがものすごいんです。非の打ちどころがありません。先生たちのコンビネーションが見事なくらいに息ぴったり。相当、練習を重ねたと思われるクオリティです。 では、どのような作品だったのか、「ストーリー」は省略させていただき、先生たちの作業に着目をして説明してまいりましょう。 この「おむすびころりん」の作品は、まず「背景」があり、その「背景」の上で手作りの「人形」を動かして演じます。それを「書画カメラ」で写し、プロジェクターに送って投影します。 第一にすばらしいのは、この「背景」です。てっきり絵本を使っているものだとばかり思っていたのですが、あとから聞いたら、美穂先生が描いたとのこと。どうやら、真純先生と並ぶ「巨匠」が誕生したようです。 次にすばらしいのが、手作りの「人形」たち。ほんとうにかわいらしくできていて、年少組の先生たちのセンスの良さが光ります。 3つ目のすばらしい点は、「書画カメラ」を「3次元的=立体的」に使っていたこと。「書画カメラ」は、絵本のように投影しますと、ただ単に「平面」を投影しているだけです。これは、2次元の世界。でも、先生たちは、書画カメラのレンズの前で人形を前後に動かすんです。すると、どうなるかといいますと、人形が大きくなったり小さくなったりしながら、ときには「フレームアウト」もしたりして、非常に立体的な動きに見えるんです。とてもすばらしい技法でした。 では、キャスティングをご紹介しましょう。 人形を演じたのは、有喜子先生と心先生。 音響の操作は、綾音先生。 ナレーションは、香菜子先生と美穂先生でした。 ちなみに、ナレーションには事前に厳しい「オーディション」があり、有喜子先生は落選したそうです……。
というわけで、年少組の先生たちの渾身の作品に魅入る子どもたち。 年少組の先生たちの努力は、どうやら「夢」を与える作品となって、子どもたちの心に届いたようです。 年少組の先生の皆さん、すてきな作品をみせていただき、ありがとうございました。 では、また明日お会いしましょう。 By jimjim