
今朝の霧には、ちょっとびっくりしました。暗いうちは、よくわからなかったのですが、明るくなってからふと窓に目を向けると、なんだか窓が妙に白いんです。家の窓が曇っているのかと思ったら、窓の外が霧で真っ白だったんですね。見慣れた街の風景が、霧がかかったおかげでとても幻想的に見えました。
きょう、ある「樹木医」の先生とお話しする機会がありました。「樹木医」とは、文字どおり樹木のお医者さんです。その先生といろいろなお話をさせていただいたのですが、その中でひとつ、とても印象に残った言葉がありました。
「樹木が健康に育つか否かは、「あるもの」をみればすぐにわかる」と、その先生はおっしゃいました。
その「あるもの」とは、何だかわかりますか?
それは……。
「土」です。「土」をみれば、その木が健康かどうか、あるいは健康に育つかどうかが一発でわかると、おっしゃっていました。
「なるほど、土か」。言われてみればもっともなのですが、ここでちょっと引っかかったことがありました。「健康に育つには、いい土が必要」という部分です。これを子どもたちの成長にあてはめてみます。子どもたちがすくすくと健康に育つために必要なもの、それを「土」に例えると、いったいどのような「土」を用意すれば良いのか、ということです。
栄養バランスのいい食事でしょうか。豊かな自然でしょうか。きれいで澄んだおいしい空気でしょうか。考えたらきりがありませんし、そもそも都会でそれらの要素をすべて整えるこことの方が難しい気がします。でも、その中であっても子どもたちを育てていかなければなりませんし、実際にほとんどの子どもたちはすくすくと育っています。それは、そろえる必要のない、あらかじめ整っている「あるもの」があるからだと思うんです。
その、子育てに欠かせない「あるもの」とは……。
それは、「愛」だと思います。保護者の皆さまからの「愛」、周囲の人々からの「愛」、先生からの「愛」、友だちからの「愛」……。
たくさんの「愛」があるから、子どもたちはすくすく育っているのだと思います。どのような環境にあっても、「愛」だけは絶対に欠かしてはいけないものだと、樹木医の先生のお話を聴いて感じました。
さて、あたらしい週を迎えた「きょうの杉之子」のようすを、朝のおあそびの時間から順を追ってご紹介してまいりましょう。
最初の写真は、朝のおあそびの時間でみた年中「たんぽぽ」組さん男子の「ラグビー」のもようです。先週は、年長「ほし組」さんの「ラグビー」のようすをお伝えしました。ときどき、この「たんぽぽ組」さんと「ほし組」さんが一緒になって「ラグビー」をしている光景を目にします。この「ラグビー」の審判を兼ねつつ、子どもたちのプレーを見守っているのは、HCの直人先生です。
子どもたちの服をみると、ドロだらけでしょ。どれだけ激しいあそびをしているかが、この服の汚れ具合からうかがえます。いくら汚れてもへっちゃら。むしろ、汚れれば汚れるほど熱を帯びてくる気さえします。熱い男子たちの「ラグビー」は、まだまだ続きそうです。