2025.12.10
今日のすぎのこ
年少さん、「体操指導」!!
間もなく2学期が終わろうとしています。3学期になりますと、年長さんは小学校への進学を控え、物理的な準備とともにメンタル的な準備など、さまざまな面からのケアが必要になって来るでしょう。そう考えますと、はじめてお子さまを小学校へ送り出す年長児の保護者の皆さまにおかれましては、不安や心配が尽きないのではないでしょうか。そのような保護者の皆さまのために、きょうは保育終了後に平沼小学校の校長先生と、今年の4月に1年生の母親となった卒園生の保護者の方をお招きしてお話をしていただきました。

このお話会は、幼稚園と小学校の連携プログラムの一環として毎年この時期に開催されています。巷間では、幼稚園と小学校の生活の違いから、いわゆる「小1の壁」の問題が取り沙汰される中、このような取り組みによって少しでも小学校進学へのハードルが下がることを期待してやみません。
平沼小学校の校長先生ならびに卒園生の保護者を方には、ご多忙の中、お時間をつくっていただき心より感謝しております。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

では、「きょうのすぎのこ」をご紹介してまいりましょう。きょうは、半日保育の水曜日でした。いつもなら、半日保育の水曜日となりますと、各クラスとも「時間を効率的に」という姿勢がみられるのですが、「生活発表会」が終わったことで、どこかゆったりとした空気が漂います。園庭では、記念のクラス写真を撮影したり……、

ゲームをしたり……。お天気が良かったので、園庭で過ごすお子さまたちも、のびのびと楽しんでいる感じでした。

しばらくご無沙汰をしておりました「いちご組」さんにうかがいますと、そこはお部屋いっぱいの「プラレール広場」となっていました。思い思いにレールをつなげて楽しむお子さまたち。

きょうは、そんな「いちご組」さんのお子さまたちの間で、こんなすてきな会話がありました。ある女の子がレールをつなげていると……。
近くにいたもう一人の女の子が「仲間にいーれて!!」と言葉をかけました。すると、「いいよ」のお返事が……。こうして、ふたりでなかよくプラレール遊びをはじめたのです。

なんだか、とても心があたたまりました。だって、杉之子の教育理念「遊遊一心」の瞬間を間近で見ることができたのですから。「教育理念」というと、どこか高尚な響きを感じますが、杉之子が大切にしているのは、そんなに難しいことではありません。簡単に言えば「お友だちをつくる」、ただそれだけのことです。そのきっかけになるのが「遊び」なんです。お友だちをつくり、お友だちから学び、お友だちとともに育つ……。
大人だって、そうでしょう。社会に出れば、同僚ができ、その同僚から学び、同僚とともに育ちながら人生を歩んでいくわけです。杉之子の子どもたちは、その人生の基礎をこうしてお友だちと過ごしながら少しずつ築いているんですね。ときにはお友だちと衝突することもあるでしょうけど、それもまた学びです。大人だって、衝突するのですから。お子さまたちには、たくさんのお友だちからたくさんの学びを得て、豊かな人生を歩んでいってほしいと思います。

「いちご組」さんのお隣の「ひまわり組」さんでは、「折り紙」と「はさみ」で何やら製作のようなことをしていました。

近づいてよく見てみますと、お子さまたちが進めているのは「紋切り」でした。「紋切り」とは、「折り紙」を折って、そこに「はさみ」を入れて切り取られた部分のかたちを楽しむあそびです。

はさみの入れ方しだいでさまざまなかたちができあがりますから、どんどん試してみてください。

そして、きょうのメインテーマは、こちら。年少さんの「体操指導」です。2学期の年少さんの「体操指導」は、きょうが最後となります。その最後のメニューを飾るのは、マットを使った運動でした。これがまた、最高に楽しい内容だったんです。

まずは、ふたり一組になってマットの上をお膝で歩く「ペンギンさん歩き」です。ちなみに、きょうのメニューは、すべて「ふたり一組」で進行していきました。

ふたりでペースを合わせないと、うまく進みません。途中で手が離れてはいけませんよ。

この「ふたり一組」という制約が難易度を上げたせいか、意外とお子さまたちにとっては楽しさの「ツボ」になったようで、みんなニコニコ顔でチャレンジです。

次のメニューは、コレ。ひとりがうつ伏せになり、もうひとりがその上をジャンプして跳び越えます。

こんどは、跳び越えたほうがうつ伏せになり、うつ伏せになっていた子が跳び越えて……。これを交互に代わりながら進んでいきます。

さらにメニューは続きます。ひとりがトンネルをつくり、もうひとりがトンネルをくぐります。次は、トンネルをくぐり抜けた子がトンネルになり……。これも、交互に交代して進みます。

このメニューでは、トンネルが小さかったり、トンネルが横を向いていたり、違うペアのトンネルをくぐったりと珍プレー続出。

最後は、ペアで両手をつないでの「お芋コロコロ」。難易度としては、このメニューがいちばん難しかったかもしれません。お互いに相手が見えませんので、つないだ手の感覚だけで進み方を調整していきます。でも、年少さんには、その「調整」が難しかったようで……。

ふたりの進行速度がまったく合わなかったり……、

先行グループに追いついたり……。

まあ、いろいろなことが起こりましたが、お子さまたちはその「すべて」を楽しんでくれたようです。
というわけで、きょうは大いに盛り上がった年少さんの2学期最後の「体操指導」のもようをお伝えさせていただきました。
では、また明日お会いしましょう。
by jimjim
