2026.08.27

今日のすぎのこ

行事・イベント

お天気教室「空って不思議!!」を開催しました。

きょうは、杉之子幼稚園の夏休みの恒例行事となっているお天気教室「空って不思議」を開催しました。開催にご協力いただいたのは、「一般社団法人日本気象予報士会サニーエンジェルス」の皆さんです。その名のとおり、スタッフの皆さんは「気象予報士」の有資格者ばかり。お天気のプロであります。

このお天気教室は、かれこれ10年以上続いておりまして、きょういらしてくださったスタッフの中には、高校生の息子さんが5歳の頃から来てくださっている方もいます。こうして毎年、来てくださるのはありがたいことですし、何よりこのお天気教室「空って不思議!!」のお手伝いを楽しみにしてくださっていることには、感謝の気持ちしかありません。そのスタッフの皆さん、今回も楽しいメニューを用意してくれました。

スタートメニューは、「雪の結晶」をつくる実験です。この実験で使う材料は、ペットボトルやテグス、ビーズなど身の回りにあるものばかり。

ただ、「ドライアイス」だけは、調達にひと工夫が必要かもしれません。

この実験装置で「なぜ、雪の結晶ができるのか?」についての説明は、ここでは割愛させていただきますが、うまくいくと本当に雪の結晶ができるから驚きです。でも、装置をつくっているこの段階では、きっと誰もが「雪の結晶ができる」とは思っていないでしょう。

それでも、保護者の方とお子さまが協力して実験装置を組み立てていく光景は、心があたたまるものがあります。

もちろん、「雪の結晶」をつくることがこの実験の目標ではありますが、こうして実験の成功に向かって親子でちからをあわせるプロセスこそが、この実験のいちばんの重要ポイントのようにも思えます。ここで、細工を凝らしたペットボトルをプラカップの中に置き、まわりをドライアイスで埋めていきます。さあ、これで実験装置のできあがりです。あとは、「雪の結晶」のできあがりを待つばかり。

その間に紙芝居「台風の一生」を経て、次の実験へと移ります。その実験とは……。

「雲」をつくる実験です。この実験も、ペットボトルを使います。ペットボトルの中に「水滴」と「雲のたまご」を入れて炭酸キーパーで空気を入れていきます。すると、ペットボトルの中では、空気がどんどん圧縮されていきます。

空気は、圧縮されるとあたたかくなり、膨張すると冷たくなります。圧縮した空気が充満したペットボトルのフタを開けると……。

「ボンッ!!」という音とともにペットボトルの中が真っ白になりました。これが、「雲」です。見事に、実験成功ですね。

空気が冷えると、余分な水滴が「雲のたまご=凝結核」にくっついて雲をつくるというわけですが、かなり雑な説明ですので、どうかご容赦ください。

このように、雲は水滴が「雲のもと」となる凝結核にくっついてできます。凝結核としてわかりやすいのは、海水からできた塩の結晶とか砂漠から舞い上がった砂などでしょうか。では、凝結核がなかったらどうなるのでしょう。

水滴は、凝結核がないクリーンな空気中では、0℃以下でも凍らないんです。これを「過冷却水滴」といいます。その過冷却水滴で満たされた空気中に凝結核が加わると、水滴はあっという間に凝結核にくっついて雲をつくります。このいい例が「飛行機雲」です。過冷却水滴の中をジェット機が通ると、排気ガスのなかの塵(ちり)が凝結核になって雲ができるんです。いかがです、これだけでも「空って不思議」でしょう。

実験が続いたところで、「お天気クイズ」です。ここで、ちょっと頭の体操を……。

「横浜のアメダス(気象観測装置)は、どこにある?」とか、「台風の強さは、何で決まる?」などといったちょっとマニアックな問題が続きましたが、もともと「気象」なんてマニアックな世界の最たるものですから、こればかりは仕方ありませんね。

ちなみに、台風の強さは中心付近の最大風速で決まるのですが、では中心付近の最大風速って誰が測っているのでしょう。台風の中心にいたら、アブないですよね。それなのに中心付近の最大風速がわかるなんて、ちょっとおかしくありませんか?

こういうところに疑問を抱くと、お天気のことがもっと面白くなるかもしれません。

そして、いよいよ最後のメニューがやって来ました。最後は、「台風の風速にチャレンジ」です。はたして、人のちからで台風並みの最大風速を生み出すことができるのでしょうか。使うのは、自分の「腕」と「うちわ」です。このメニュー、大いに盛り上がりましたよ。

まずは、園長先生がデモンストレーション。「バタバタバタ」と、「腕」と「うちわ」を使って風速計に向かって風を送る園長先生。

うーむ。園長先生のやさしさでしょうか。風速計をみますと、「そよ風」程度……。

「それなら!!」と、お子さまたちが挑戦しはじめました。

お子さまたちのデータをみますと、だいたい秒速にして2~3m前後の風速が平均といったところでしょうか。そんなお子さまたちを横で見守っていた保護者の皆さま。ちょっと、ようすがおかしい。なんだか、ウズウズしてきた感じ……。

「いやいや、もっとイケる!!」という思いが、ついに保護者の皆さまを動かしました。もんのすごいパワーで、なんと秒速5mの最高記録を達成。お見事でありました。

さて、冒頭で紹介した「雪の結晶」はといいますと……。

懐中電灯で実験の成果を確認するお子さまたち。


おお、できてるぞ!!

ほら、みごとな雪の結晶でしょう。真夏に雪の結晶なんて、やっぱり「空って不思議」ですね。

最後に、きょうのお天気教室「空って不思議!!」を進めてくださった皆さんをご紹介します。もう一方いらっしゃったのですが、ご都合があって先にお帰りになりました。お片付けのあと、はやくも来年のメニューの話で盛り上がりましたね。

来年は、いまの年中さんが参加できます。もし、お天気に興味が芽生えたら、ぜひ参加してください。

お待ちしています。

というわけで、きょうはお天気教室「空って不思議!!」のもようをお伝えしました。

明日は、申し訳ありませんが、このコーナーはお休みさせていただきます。ご容赦ください。

また来週、お会いしましょう。

by jimjim

 

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