2020.10.03

第1回「すぎりんぴっく」開催!!

2学期がはじまってから、何度となく練習の模様をお伝えしてきた杉之子幼稚園の運動会。今年から園長先生の発案で、「すぎりんぴっく」という名前を頂戴し、きょうはいよいよその「第1回」を迎えることになりました。

めでたい第1回の開催ではありましたが、言うまでもなく「新型コロナウィルス感染症」については、それに関する対策を考慮せざるを得ず、「密」をさけるために「年少」・「年中」・「年長」と時間をわけての開催といたしました。いわば、「すぎりんぴっく・3部作」です。

「第1部」は、年少さん。練習を重ねてきた「かけっこ」では、保護者の皆さまの応援を受けて、「自分らしさ」を思う存分に発揮です。

きょうだけをみますと、「すぎりんぴっく」という運動会の一場面でしかありませんが、きょうまでのプロセスを振り返りますと、そこには先生が感じる小さな成長がたくさん凝縮されています。

例えば……。

きょうの「すぎりんぴっく」が終わった後のミーティングで、ある先生が次のようなお話しをしてくれました。

「走ることが苦手で、なかなかひとりで走ることができず、練習のたびに先生と一緒に走っていた子が、きょうはひとりで走ることができたんです」。

きっと、「お父さん、お母さんが観に来てくれているから、がんばろう」と思ったのでしょう。まだ3歳のお子さまの小さな胸の中には、「すぎりんぴっく」を迎えるにあたって、こんなすてきな「決意」が詰まっていたんです。そのお子さまにとって、きょうの「すぎりんぴっく」があらたな一歩になってくれたらうれしいです。

第2部は、「年中」さんです。練習してきた「アンパンマン体操」は、練習以上の成果が出ていて、とても見事でした。

「すぎりんぴっくのうた」や「園歌」も元気いっぱいにうたえましたね。

年中さんの「かけっこ」は、年長さんの「リレー」とは雰囲気が異なり、まだ「勝ち負け」に対する「こだわり」が大きくありません。何といいますか、そこにはある意味「穏やか」な雰囲気があります。

この子たちが来年、年長さんに上がりますと、今年のような「かけっこ」は、おそらく見ることができないでしょう。そのくらい「年中のかけっこ」と「年長のリレー」には、大きな開きがあります。

年中さんの「持ち味」を十分にアピールした「かけっこ」でした。

「親子競技」の玉入れでは、「ちゅうりっぷ組」さんが見事に1位となりました。親子で協力する姿は、会場全体をとても和やかな雰囲気で包んでくれました。

そして、最後の第3部は、満を持して「年長」さんの登場です。いままで、何度もお伝えしてきましたので写真は掲載していませんが、きょうのデモンストレーションの「パラバルーン」でみせてくれた演技は、過去最高の出来栄えでした。風が弱く、コンディションが良かったということもあるかもしれませんが、jimjimが観ていて感じたのは、子どもたちの「真剣さ」と「一体感」です。

子どもたちは、いままでの練習の中で、おそらく先生たちからいろいろな「注意点」を教えられたと思います。それらの注意点が、すべて「完璧」にクリアできたのが、きょうの「パラバルーン」の演技だったと思います。

膨らませるところ、引っ張るところ、たるませるところ……。「パラバルーン」の要所がしっかり押さえられていました。

終了後のミーティングで、「演技の途中、子どもたち同士がみつめあって、「うまくできてるね」という気持ちを伝えあっていたのが目に留まり、それをみたら涙が止まらなくなっちゃった」と言っていた美穂先生。涙を流していたのは、美穂先生だけではありません。絵美先生も、演技をしている子どもたちのすぐ横で涙を流しながら見守っていました。おそらく、ほかの先生たちも同じだったことと思います。

そのくらい「完璧」だったんです。写真には載せませんでしたが、ほんとうにすばらしい、感動の演技でした。

「パラバルーン」のデモンストレーションのあと「開会式」があり、「親子競技」へ。「迷子になったお父さんやお母さんを、子どもたちが探し出す」という設定の競技です。これがまた、いい感じで子どもたちが「期待」に応えてくれて、なかなかみつからないお父さまお母さまがいて、会場全体に和やかな空気が広がりました。

そして、最後は一番の見せ場である「クラス対抗リレー」です。きのうこのコーナーでも書きましたように、どのクラスも「絶対に負けない」という意気込みでのぞんでいます。入場の前には各クラスで「円陣」を組み、熱くて触れることができないほどの熱気が観客席に伝わってきます。

熱いのはお子さまたちだけかと思ったら、保護者の皆さまもクラスカラーの「ポンポン」を用意してくださって、こちらはこちらで「応援合戦」の様相を呈しています。「会場全体が熱気に包まれる」というのは、まさにこういうことをいうのでしょう。

蛭田先生のピストルの音とともにスタートを切った後は、全員が持てる力を出し切っての「全力疾走」。

4クラスの4人が走れば、当然1位から4位の順位はできます。でも、みんなが欲しいのはやっぱり「1位」。

足が遅い子だって、その気持ちは一緒。だから一生懸命に走るんです。その姿に熱い声援を贈るクラスの仲間たちと保護者の皆さま。

クラス全員で「1位」をつかみとりたい。その気持ちがひとつの大きな塊になって、押し寄せてくるようです。

遅い子の分は、自分が取り返す。遅い子を責める子は、ひとりもいません。お互いに信頼し合える友だち同士。ささえあって、きょうまで練習してきたんです。作戦も、みんなで一生懸命に考えてきました。

ある日、リレーの練習をみていたら、いつも物静かな子が突然、目をカッと開き「ウォー!!」と走りながら叫んだんです。何とか前の子に追いつきたくて、自然と声が出たのだと思います。そのことは担任の先生も目撃していて、「やっと自分の気持ちを出せるようになりました!!」と、ビックリすると同時にものすごく喜んでいました。

それは、Jimjimも感動した一場面でした。そんな感動が、きょうは次から次へとやってきます。それは、まるで「筋書きのないドラマ」。「ドラマ」には、決着があります。クラス対抗リレーも、最後は「決着」がつきました。順位は、あえて申し上げません。

でも、ここでお知らせしておきたいことがひとつだけあります。

女の子のリレーの表彰式のとき、最下位になったクラスの女の子がボロボロ涙を流しながら泣いていました。相当、悔しかったのだと思います。

そうしたら……。

隣のクラスの女の子が、やさしく手をのばして手を握ってあげたんです。こんな「やさしさ」が育っているなんて……。

観客席からは子どもたちの陰になっていましたから、この場面をみた保護者の方は、ほとんどいないと思います。全クラスが湧きたつような興奮に包まれた「クラス対抗リレー」というドラマの中には、こんなにすてきなドラマもあったんです。

「勝ち負け」がつくのは、「競技」ですから仕方ありません。勝つことは大切かもしれませんが、それ以上に大切なのは、この女の子のように勝者が敗者に手をさしのべることではないでしょうか。その心をずっと大切に持ち続けてほしいと思います。

保護者の皆さま、本日は「すぎりんぴっく」にご来場くださり、誠にありがとうございました。今年度は、「新型コロナウィルス感染症予防」のため、いままでやったことのない各学年、時間をわけての「分散開催」とさせていただきました。未経験のことゆえ、準備不足や不手際でご迷惑をおかけしたことも少なくなかったと思います。この場を借りて、お詫びを申し上げます。

それでも、最後まで予定どおりに進行できましたのは、保護者の皆さまのご理解とご協力以外の何物でもありません。ほんとうにありがとうございました。練習段階からあたたかな目で見守ってくださった近隣の皆さま、校庭を快く貸してくださった西前小学校の皆さま、練習にあたって戸部公園を貸してくださった近隣の保育園の皆さま、そして西前コミュニティーの皆さまにも、この場を借りて心より厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

保護者の皆さま、きょうはお子さまをたくさんほめて、そしてたくさんお話をしてあげてください。そして、抱きしめることも忘れずに……。

では、また来週お会いしましょう。

By jimjim

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