2021.01.21
今日のすぎのこ
この発想には、おどろいた!!
きょうもいいお天気に恵まれまして、園庭では登園日の年少さんと年中さんたちが、迷路ハウスやツリーハウス、お砂場、鉄棒など、お気に入りの遊具でたっぷりとあそび込む姿がみられました。 その中で、「うさぎ組」さんの心先生は、子どもたちと一緒に長細い風船を飛ばしてあそんでいました。これは、おそらく「傘袋」だと思いますが、ただ投げてもうまく飛びません。子どもたちが四苦八苦している前で、心先生がお手本をみせていました。 上手にまっすぐ飛ばすには、ちょっとコツが必要みたいです。
「くま組」さんは、お部屋で「スパッタリング」という技法を使った製作をしていました。 「スパッタリング」については、ご存知の方も多いと思いますが、簡単に説明しますと……。 まず、切り抜いた「型」を画用紙に乗せます。次は、その上から絵の具がついた金網をブラシでこすり、霧状になった絵の具を「型」の上に降らせます。 十分に絵の具をふらせた後に「型」を取り除くと……。 「型」の部分だけは、絵の具がついていないので、きれいに残るわけです。 「くま組」さんは、「スパッタリング」どんな模様を描いたのでしょう。機会がありましたら、ご紹介したいと思います。
さて、ここからは年中さんが主役になります。各クラスの写真が混在してのご紹介となりますことを、ご了承ください。 きょうの年中さんは、「静物画」にトライしていました。こちらは、「ちゅうりっぷ組」さん。 お部屋の真ん中には、ひとつだけ子どもたちが座っていないテーブルがあります。ここに、「静物画」のテーマとなる「ある物」が置いてあるのですが、それが何かおわかりになりますか……?
正解は、こちら。 そう、「れんこん」です。 「れんこん」を題材にして、絵を描いていくわけです。でも、「れんこん」を描く前に、「れんこん」がいったいどんな形をしていて、どんな特徴があるのかをしっかり観察しておく必要があります。 どのクラスもみんな、描く前に一生懸命に「れんこん」に顔を近づけて観察していましたが、中には「虫メガネ」を使って詳細に観察する熱心なお子さまの姿も……。
「れんこん」は、お部屋の真ん中に置かれていますので、描いている途中で何度も観察しなおすことができます。
「ゆり組」さんや「ひまわり組」さんは、「れんこん」の前に数人を呼んで、観察しながら描くというスタイルで取り組んでいました。
子どもたちが描いた絵をご覧いただくとわかるように、「れんこん」といえば多数の「穴」を真っ先に思い浮かべますよね。我々が「れんこん」を目にするとき、多くの場合は切られた後の「れんこん」で、穴がたくさん開いている状態です。 でも、もともとの「れんこん」は、どのような形をしているかご存知ですか? もともとの「れんこん」は、「バルーン・アート」で使う長細い風船をところどころ縛ってできる、楕円のかたまりをいくつかつなげたような形をしています。「ひまわり組」さんの子どもたちは、最初にこの「切っていないれんこん」をみたとき、「穴」が開いていないことに違和感を覚えていました。
そこで、子どもたちの目の前で「れんこん」を包丁で切ってみると……。 「ねば~っ」とした糸を引きながら、たくさんの「穴」が姿をみせたではありませんか!! 子どもたちから、やんやの大歓声が上がり、さながら「スタンディング・オベーション」の様相を呈していました。 「れんこん」をテーマにした「静物画」は、このような感じで進行したわけですが、「静物画」が終わった後、ひとりの男の子がおままごとセットの「お茶碗」をいくつもくっつけてあそんでいました。 先生が「もう、お片づけをしようね」と声をかけたところ……。 「これ、れんこん」。
そう言って、みせてくれたのがこちらでした。右側のお茶碗でつくったものが、それです。 こういう発想って、すごいなと思いました。目で見た情報を、どこでどうやって処理したら、こんな発想が生まれるのでしょう。子どもってお顔の「目」だけでなく、「こころ」とか「あたまの中」とか、いろいろなところに目があって、いろいろな見方やとらえ方ができるんだなと思って感心しました。 子どもたちの発想の豊かさに驚かされた、年中さんの「静物画」でした。
というわけで、きょうの給食はこちらです。 紅鮭青菜おにぎり つくね串 ちくわ天ぷら磯部揚げ たこ焼き かぼちゃの甘煮 豚汁 みかん缶 375kcal ごちそうさまでした。 明日は、申し訳ありませんが所用のためお休みをさせていただきます。ごめんなさい。 また来週にお会いしましょう。 By jimjim