2021.03.02

今日のすぎのこ

年長さん、「跳び箱8段跳び」に挑戦!!

きょうは、年長さんの「組体操」のお披露目会を予定していたのですが、朝からの悪天候により来週に延期となりました。 その代わりのプログラムとして用意されたのは……。 年長さん恒例の「跳び箱8段跳び」です。年長さんは、毎年、卒園間近になりますと、この「跳び箱8段跳び」にチャレンジします。 年少さんと年中さんには申し訳ないのですが、きょうは年長さんが「8段跳び」にチャレンジする雄姿をお届けしたいと思います。 きょうは、前半が「ゆき組」さんと「にじ組」さん、後半が「ほし組」さんと「つき組」さんの組み合わせでおこなわれました。 「8段跳び」といいましても、いきなり「8段」にチャレンジするわけではありません。最初は、「3段」と「5段」からのスタートです。「3段」でも「5段」でも、どちらか自分のちからにあったほうを選んで飛ぶことができます。 もちろん、「3段」が跳べたら「5段」へのステップアップが可能です。こうして、10分ほど「3段」と「5段」でからだをほぐしたら、次は1段高くなって「6段」と「4段」になります。 「6段」と「4段」でも10分くらい練習したら、いよいよ両方の跳び箱の高さが「8段」に揃えられました。それぞれ、男の子用と女の子用です。 「8段」は、男の子と女の子が交互に跳びます。跳ばないクラスは、みんなで応援です。 みんなの声援に押されて、さあ、「8段」にチャレンジです。 ひとことで「8段」といいましても、どのくらいの高さか想像できますか?だいたいの目安としては、お子さまの身長と同じくらいです。つまり、お子さまにとっては、目の前に「壁」があるのと同じで、その「壁」を飛び越えるわけです。

おとなが自分にあてはめて考えると、どれくらいの難易度か想像できますよね。この子たちは、その自分の身長と同じ高さの跳び箱にチャレンジしているんです。 蛭田先生によると、「跳び箱8段」は、小学校の4年生とか5年生が体育の授業でチャレンジする高さなのだそうです。

この高さを跳ぶためには、助走の段階からしっかりと勢いをつける必要があります。

勢いをつけたまま跳びますので、跳び箱の横では蛭田先生がサポートして着地をフォローします。

応援するクラスは、順番に跳ぶお友だちのひとりひとりに声援を送ります。 この声援が、跳ぶ子にとっては「ちから」にかわるんです。

声援に押されて、「5段」で失敗しがちだった子が、いきなり「8段」をクリアする場面もありました。

きょうの「8段跳び」をみて、子どもたちの隠れた能力を引き出すには、その子の努力だけではなく、まわりのお友だちの「ちから」も大切なことを知りました。

「8段」にチャレンジして、跳べた子を大よろこびで迎える先生と仲間たち。 こうして、クラスがひとつになっている姿をみますと、何を考えるでもなく、ただただ胸が熱くなります。 友だちに迎えられ、胸を張ってそのなかに飛び込む子の背中が、ひとまわり大きく見えました。

跳べた子は、もちろんすごいです。でも、「8段跳び」のほんとうの「すごさ」は、それだけではありません。 跳べない子は、跳べる子を一生懸命に応援していました。 跳べなかった子の中には、悔しくて泣いている子がいました。そして、それをなぐさめる子がいました。 お友だちが跳んだ姿をみて、うれしくて泣いている子がいました。 「8段跳び」は、けっして跳べる子のためにだけあるのではありません。「8段跳び」でクラス全員が一体になること、もっといえば、クラスを超えてホールにいる全員がひとつになること、これが一番の「すごさ」であり、大切なことなのではないでしょうか。 そして、なによりもそれができるようになった年長さんたち全員が輝いてみえました。 みんなの気持ちは、まちがいなく「8段」の高さを超えたと思います。 すばらしい「跳び箱8段跳び」をみせてくれて、ありがとう。

というわけで、きょうの給食はこちらです。 たまごロールパン トマトパスタ 野菜コロッケ 青菜オムレツ チンゲン菜のナムル マンゴープリン 369kcal ごちそうさまでした。 誠に申し訳ありませんが、明日は所用によりお休みさせていただきます。ごめんなさい。 また、明後日にお会いしましょう。 by jimjim

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