2021.07.16

今日のすぎのこ

1学期の「終業式」をおこないました。

きょうは、1学期の最終日です。1学期の締めくくりとして、例年ですと全園児が集まって「終業式」がおこなわれるのですが、いまはそれが許される状況ではありません。そのため、「終業式」は園長先生のお話しを各クラスに放送するかたちでおこなわれました。 「終業式」がはじまるまでの間は、いつものように朝の自由あそびです。

園庭では、きのうお伝えした「お砂」であそんだり、遊具であそんだり……。

こちらの「ホッピング」では、恵美コーチの手により、「両手離し跳び」や「せっせっせのヨイヨイヨイ跳び」に続いて、新たな技が開発されました。 その名も、「恵美リフトアップスペシャル・ウルトラM」です。「ホッピング」をしながら徐々に上方向への勢いを増していき、エネルギーがピークに達したところをみはからって、恵美先生がお子さまをリフトアップ!! その高さといったら、一階の天井に届くくらいです。きっと、気持ちいいでしょうね。

こちらの男の子が作ったのは、「ジュースの自動販売機」で、これがまた秀逸でした。 装置の右側には、予備のカップが備えられているという手の込んだつくりになっています。非常に興味深かったので、実演していただいているところをパチリ。 見事な自動販売機でした。

放送形式の「終業式」が終わった後は、各クラスで夏休みに向けてのお話しがされていました。

「ゆり組」さんは、「不審者対策」として、幸代先生が不審者役を実演中。 なかなかの「迷演技」に、お子さまたちも大ウケでした。

「ひよこ組」さんは、真奈美先生と一緒に体操です。 ひよこちゃんの「うちわ」を飾ったお部屋の演出が、夏らしさを引き出していました。

「ぞう組」さんは、「フルーツ・バスケット」にチャレンジしていました。 年少さんには、まだ「ルールの把握がむずかしいのでは?」という配慮から、真優実先生が首から下げるフルーツを作ってくれていました。 これを使えば、年少さんだって「ルール」を覚えられることでしょう。

そして、こちらは「くま組」さん。陽先生と一緒に、元気よく「アンパンマン体操」を踊っていました。 「アンパンマン!!」を呼ぶ声は、近くの職員室にも届くくらいの元気の良さでした。

さて、きょうは関東地方の梅雨が明けました。「待ってました!!」とばかりに、夏の陽ざしが園庭を照らし、気温もグングンと上がって、まさに「夏の到来」となりました。 振り返りますと、この子たちが入園したときは、まだ春の風が心地よく感じられ、ようやく木々の新緑が芽吹いてきた、そんな季節でした。 それから、約3か月が経ち……。 毎朝、幼稚園に来て、幼稚園で生活をして、そしておうちに帰るという生活には、慣れたでしょうか。よく言われる「早寝、早起き、朝ごはん」の習慣は、身につきましたか? お子さまたちの生活がうまく軌道に乗ったようにみえても「スランプ」は、やってきます。朝、「幼稚園に行きたくない!!」ってなったり、幼稚園の前まで来たのに急に「おうちがいい!!」ってなったり……。 それでも、幼稚園の門をくぐり、お部屋に入って先生やお友だちと楽しく過ごすうちに気持ちがリセットされ、帰りはニコニコ顔になっていることも少なくありません。こうして、幼稚園という集団生活に慣れていくうちに、「スランプ」の谷間も少しずつ浅くなっていくのではないかと思います。 大人だって朝、起きるのがつらかったり、仕事のことで悩んだりと「スランプ」はありますものね。焦らず、あわてず、お子さまの「スランプ」も、おおらかな目で見ていただければと思います。 保護者の皆さまと離れて幼稚園で生活をしている、ただそれだけでこの子たちはすごいと思います。そのことを理解してあげて、そしてたくさんほめてあげてください。 「できる」「できない」ではなく、「ただ、そこにいてくれるだけでいい……」。 その気持ちを大切にして、この子たちを包んであげてください。 2学期も、この子たちのがんばっている姿をできるだけお伝えできればと思っています。1学期の間、このコーナーにお付き合いくださり、誠にありがとうございました。 このコーナーは来週も続きますが、「1学期」というひとつの節目ですので、この場を借りてお礼を申し上げます。 では、また来週お会いしましょう。 よい週末をお過ごしください。 by jimjim

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