
きょう、事務室でお仕事をしていましたら、jimjimを呼ぶ男の子の声が……。その男の子の声に耳を傾けますと、「カブトムシ、カブトムシ!!」と言っています。男の子に会って事情を聞きましたら、どうやらこの週末のお休みの間に「ほし組」さんのカブトムシが「羽化」したようで、メスのカブトムシが2匹誕生したことをjimjimに知らせてくれたのでした。
それがまた、うれしそうで……。
それもそのはず。以前、このコーナーで「ほし組」さんが香菜子先生と一緒に幼虫を1匹ずつ別々の容器に移していた場面をご紹介したあとは、この男の子が中心になって手塩にかけて育ててきたんです。
幼虫が蛹(さなぎ)になる準備として「蛹室」をつくり、蛹になりました。その蛹の期間を経て、めでたく今回の「羽化」にたどり着いたわけです。
無事に「羽化」するなんて、とてもすごいです。カブトムシを育てたことがある方ならおわかりかと思いますが、蛹になったまま死んでしまったり、うまく蛹室ができずに「羽化」ができなかったり、羽化しても羽に異常をきたしたりと、無事に成虫になるのって、意外と大変なことなんです。
また、幼虫のときに直接、手で触れることもよくないといわれています。人間の体温のほうが幼虫よりも高いので、幼虫が「やけど」をするらしいんです。このことをわかっていても、
特に小さなお子さまがカブトムシを育てる場合は、がまんできずに幼虫に触れてしまうことがあり、そうすると、その時点で無事に羽化する可能性が低くなってしまうといわれています。ですから、幼児がカブトムシを育てるというのは、大人が考えるほど簡単ではないんです。
せっかく無事に「羽化」したカブトムシですから、大切に育てましょうね。ウカウカしてると、逃げられちゃうかもしれませんよ。
おっとっと……。
気持ちよくスベッたところで、「きょうのすぎのこ」をお伝えしてまいりましょう。きょうは、まず朝いちばんで地震を想定した「避難訓練」を実施しました。きのう、そしてきょうと能登半島で大きな地震が続いていますから、職員の間にも緊張感が漂いました。
訓練は、「緊急地震速報」をテストモードで園舎内に放送し、お子さまたちは担任や補助教員とともに机の下やお部屋の真ん中で地震がおさまるのを待ち、そのあとお隣の戸部公園に避難して終了となりました。
避難訓練が終了したあと、お部屋に戻ってから6月生まれのお子さまを祝う「お誕生日会」がそれぞれのクラスで開かれたのですが、残念ながら撮影の機会を逸してしまいました。申し訳ありません。
「お誕生日会」といえば、セットでついてくるのが「お楽しみプログラム」です。「大型絵本」や「大型紙芝居」など、いつもと違った絵本や紙芝居を楽しんだり、ゲームをして楽しんだり……。
「たんぽぽ組」さんは、どうやら「イス取りゲーム」をしていたようで、なかなかの盛り上がりをみせていました。