2022.09.07
年少さん、「すぎりんぴっく」に向けてスタート!!
きのう、年長さんが「すぎりんぴっく」に向けて本格的な練習をスタートしました。きょうは、年少さんの番です。
本来なら、園庭での練習を予定していたのですが、あいにくお子さまたちの登園とほぼ時を同じくして雨が降りはじめ、練習会場は急遽ホールへと変更になりました。
きょうは、前半が「りす組」さんと「くま組」さん、後半が「ひよこ組」さんと「うさぎ組」さんで、それぞれ約30分間、体操指導の時間を使って「すぎりんぴっく」に向けた練習を行いました。ここでは、前半と後半を織り交ぜてのご紹介となっていますので、ご了承ください。
ホールに集まった年少さんたち。最初に、蛭田先生がお子さまたちに「これから、運動会に向けて練習をしていきます。運動会まで、みんなでがんばりましょう」とお話しをしました。
すると……。
「スリリンぴっくだよ!!」とか「すぎりんキッズ!!」とか、お子さまたちの間からさまざまなネーミングの「運動会」が登場して、さっそくホール全体にほのぼのとした空気が充満します。
そんな中ではじまった年少さんの練習内容はといいますと……。
「かけっこ」でした。蛭田先生の合図でスタートしたら、ステージの反対側に置かれたブロックをグルっとまわって先生のところに戻ってきます。2クラスが同時に進めますので、ブロックは2つ用意してあります。
しかも、ブロックの周りには、お子さまたちが衝突しないように、蛭田先生がテープを使った矢印で「一方通行」であることを示してあるという念の入れようです。
これで、準備は整いました。と思ったのですが、実際に練習がはじまりますと、私たちが考えるようには、なかなかいかないんです。
まず、蛭田先生が「よーい、スタート!!」で電子音を鳴らしますと、本来駆ける子につられて後ろの子まで走り出したり、わざわざお隣のクラスのブロックを周りに行ったり、せっかく「一方通行」の矢印を貼ったのに反対からまわったりと、ハプニング続出。
でもね……。
これが、年少さんなんです。これで、いいのです。むしろ、私たちの思うように進むこと自体、あり得ないのです。
うまくいかなくて当たり前。私たちは、この子たちに上手にできること、きちんとできることを望んでいるのではありません。
大切なのは、先生のところに戻ってくるときの、このうれしそうな表情です。
担任の先生が広げた腕の中に、思いっきり飛び込んでくるお子さまたちの姿……。
そこから伝わってくるのは、担任とお子さまたちの「信頼」です。
これ以上、何を望みますか。
どんなことが起こるかわかりませんが、ひとつだけ言えるのは、「お子さまたちは、一生懸命」ということです。ときには、練習をやりたくない、やらないという場面もあるでしょう。それでも、一生懸命に幼稚園に来て、みんなと一緒に生活していることを褒めてあげてください。
この子たちは、まだ3歳。それだけでも、十分だと思います。
そこから、少しずつ積み上げていけばいいわけですからね……。
では、また明日お会いしましょう。
By jimjim