2022.10.24

今日のすぎのこ

「ひまわり組」さん「ちゅうりっぷ組」さん「うさぎ組」さん、「お芋ほり」へ!!

小雨が降る中、新しい1週間がはじまりました。 「きょうの「お芋ほり」は、行けるのだろうか……」。 そう心配になるくらい、朝から微妙なお天気の一日でした。幸い、「お芋ほり」に出発する時刻には雨は上がり、ところどころ雲の切れ間に青空もみえて少し気持ちが軽くなる中、定刻どおりアンパンマンバス3台に分乗して畑へと向かいました。 きょう「お芋ほり」にのぞむのは、年中「ひまわり組」さんと「ちゅうりっぷ組」さん、そして年少の「うさぎ組」さんです。Jimjimは、「ひまわり組」が乗車する3号車のドライバーとして往復の道のりをご一緒させていただきました。 いつものように、往路の車内では「朝の会」が開かれ、そのあとに里佳先生の主催によります「お芋クイズ」と「焼き芋ジャンケン」が開催され、車内はお子さまたちと里佳先生の楽しそうな声で満たされていました。 そうこうしているうちにバスは畑に到着しまして、いざ出陣となりました。3クラスが畑のまわりに「コの字型」に並び、畑のご主人にご挨拶をしたあと、里佳先生の「お芋ほり、がんばるぞー!!」の声に「おー!!」と応えて、3日目のお芋ほりの幕は、切って落とされました。

さっそく、「ツル」の撤去にはいるお子さまたち。畑には、お芋が埋まっている「畝」が5列ほどありますので、その「畝」に生い茂っている「ツル」をすべて除去しなければなりません。

年長さんですと、そう苦にはならないのですが、年中さんですと、お子さまたちにとりまして、これはかなりの重労働にみえます。 たった1年の年齢差ですが、実際に「お芋ほり」の現場で年長さんと年中さんを見比べますと、この1年間の体力の差は意外に大きいものがあるように感じます。

「ツル」を取り除いていますと、葉っぱの合間からバッタが飛んできたり、カエルが出てきたり、カマキリが登場したり……。 他にも、何だかわからない正体不明の幼虫がお芋畑から出てきますと、これがほんとうの「芋虫」なのかと、つまらないダジャレなどを思いついたりするのですが、まわりはみんなお芋ほりに熱中しています。ダジャレなど口に出してもスルーされるのが関の山なので、グッと飲み込んでおきました。

ところで、なぜこれだけたくさんの生き物が畑から出てくるか、その理由がおわかりになりますでしょうか。 畑のご主人は、言います。「たくさんの生き物が住みたくなるくらい、この畑の土は良質で、居心地がいいんですよ」。 ほんとうに、そうなんです。この畑の土は、やわらかくてフカフカ。生き物たちがもぐりこむには、絶好の柔らかさです。ですから、ときどき「モグラ」に食べられたお芋も出てくるくらいです。 その畑の土で育ったお芋ですから、掘ったお芋も大切に扱い、置き場所を決めて1か所にまとめていきます。すると、「お芋の山」がどんどん高くなっていきます。 この「お芋の山」は、後日にお配りするクラスごとの集合写真に写っていますので、ご覧になってみてください。

さて、「ツル」の中には、しっかりと土の中に根を張り巡らせてなかなか抜けない「ツル」もありまして、そんなときは、もうちからの勝負となります。こちらの男の子も、渾身のちからをふり絞って難関の「ツル」に挑んでいます。 でも、気をつけてくださいね。「ツル」は、しっかりにぎらないと「ツル」って滑りますから……。 おっとっと……。こちらがスベッてしまいました。

「ツル」を抜きますと、いっしょにお芋が土の中から顔を出してきます。それを、一生懸命に掘りますと……。 出ました、おいしそうなお芋たちが!!

「ツル」との格闘のあとなので、お芋を手にしたよろこびもひとしおです。 このよろこびをお子さまたちに味わってもらうために、杉之子幼稚園は、あえて「ツル」を残しているんです。 「食べ物をいただくことは、かんたんなことではない……」。 杉之子の「お芋ほり」には、お子さまたちにそれを体感してもらう意味も込められています。

そして、きょうも「大物賞」が飛び出しました。ご覧の逸品です。 まるで「ゾウの鼻」みたいなお芋ですね。 年少さんが手に持つと、とても重たそうにみえました。

というわけで、きょうの給食はこちらです。 鮭わかめごはん 大根のそぼろ煮 厚焼き玉子 青菜ソテー 高野豆腐 黄桃缶 334kcal ごちそうさまでした。 では、また明日お会いしましょう。 By jimjim

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