2022.10.28
「おばけまんしょん」に潜入……。
プロ野球「日本シリーズ」では、ヤクルトとオリックスが2勝2敗1分で互角の戦いを繰り広げる中、杉之子幼稚園では、将来のメジャーリーガーの卵たちが、「ソフトボール投げ」にチャレンジしていました。
この「ソフトボール投げ」は、運動会後に続いている「体力測定」の一環でありまして、きょうは年中のお子さまたちが園庭を使い、蛭田先生の指導のもとに記録測定をおこないました。
まずは、「投球フォーム」の確認からスタートです。指導員の蛭田先生が、お子さまたちの前でお手本を示します。ボール投げの経験が少ない子が多いからでしょうか、どちらの手で投げるのか、どちらの足を出すのかといった基本的なところの確認からはじまります。
ひととおり「投球フォーム」の確認が終わったところで、いよいよ記録の測定です。記録は、サークルの中から2回ボールを投げて、遠くまで飛んだほうを採用します。
飛距離は、おおむね3mから5mといったところでしょうか。ときおり、それ以上の距離を出すお子さまもいて、もしかすると将来、イチロー選手のような「レーザービーム」をみせてくれる野球選手に育つかもしれません。
園舎内では、ここ最近ご紹介している「七五三」の製作や「お芋ほり」の絵などの製作を進めるクラスがある中、年少の「くま組」さんと「りす組」さんは、なかよくホールで「おあそびタイム」を楽しんでいました。いつもなら、ホールでは年中さんの体操指導があるのですが、きょうは園庭を使っているので、空いているホールを活用したのでしょう。
「プラカップ」や「大型ブロック」、「フラフープ」などでのびのびとあそんでいました。
「つき組」さんのお部屋をのぞいてみましたら、恵美先生とお子さまたちが楽器を手にして演奏の練習をしていました。
使用する楽器は、「タンバリン」「ウッドブロック」「すず」「ピアノ」などで、これらを交代で持ち替えて練習します。
指揮をする恵美先生のリードがとても上手で、お子さまたちもリズムがとりやすいのか「ウン、タン、ウン、タン」のリズムに合わせて各楽器が音を奏でます。これが、見事に噛み合っていて、ちょっとビックリ。
すてきな音楽家の皆さんが集まっていた「つき組アンサンブル」でした。
そして、きょうの最後を飾るのは、こちらです。「ちゅうりっぷ組」さんに集っているのは、年少「うさぎ組」さん、年中「ちゅうりっぷ組」さん、年長「ゆき組」さんの「なかよしクラス」。
みんな黒板のほうを向いていますが、いったい何がおこなわれているのかといいますと……。
「パネル・シアター」でした。進行を務めるのは、「うさぎ組」担任の真優実先生と「ちゅうりっぷ組」担任の亜友莉先生です。
気になる「タイトル」は……。
「おばけ・まんしょん」。
この「おばけ・まんしょん」の「パネル・シアター」は、音楽とナレーションにあわせて進行していきます。音楽の部分は、お子さまたちが事前に練習していて、全員でうたいながら楽しみます。
真優実先生との亜友莉先生も事前に練習してありますので、息ぴったりのコンビネーション。お子さまたちを飽きさせない軽快なテンポで進んでいきます。
「おばけ」が主役なので、お子さまたちも興味津々。まばたきを忘れるくらいの真剣さで見入っています。
ときどき、ナレーターがうまい具合にギャグを入れてくれるので、このときはみんなで大笑いです。
ふだんの生活とは異なった世界へとお子さまたちを誘う「パネル・シアター」。
こういうファンタジーこそが、お子さまたちの想像をふくらませ、心を豊かにしてくれるような気がします。
大人になると「現実」ばかりに目が留まり、いつしか「ファンタジー」という世界があることすら忘れがちです。
この子たちには、そんな「ファンタジー」にたっぷりと浸って、心の栄養を蓄えてほしい……。
楽しい「パネル・シアター」を観ながら、そんなことを思いました。
では、また来週お会いしましょう。
よい週末をお過ごしください。
By jimjim