2022.11.30
年長さんは、「クリスマス」に向けて……。
明日から12月だというのに、春を思わせるようなあたたかさが続いています。杉之子の職員の中には、「半袖Tシャツ」で保育にのぞむ先生の姿も……。そういうjimjimも、長袖をめくって仕事にあたっていました。
でも、このあたたかさもきょうまででしょう。今夜から北寄りの風が強まり、それに伴って気温も下がる見込みです。今回の気温差は、もしかするとお子さまたちのからだにとりまして大きな負担になるかもしれません。明日の朝は、要注意です。何はともあれ、健康の基本である「早寝、早起き、朝ごはん」につとめましょう。
さて、きょうは半日保育の水曜日でした。半日保育ということで「リハーサル」は、お休みです。「リハーサル」はお休みでしたが、ホールでは交代で練習が続けられていました。ホール練習が入っていないクラスは、お部屋で練習。本番に向けて、張らず緩まずのいい緊張感をキープしていました。
そんな中、年長さんのお部屋にいきましたら、「ゆき組」さん「にじ組」さん「ほし組」さんの3クラスは、そろって「クリスマス」に向けた製作をしていました。
こちらは、「ゆき組」さん。ところどころに緑色の折り紙がみえるでしょう。そして、絵美先生の手には、赤い折り紙が……。
緑色の折り紙も赤い折り紙も、それぞれ何かのかたちに折ってあるのですが、この写真ではわかりませんね。
でも、この写真しかないので、仕方がないからわからないままで次に進めさせていただきます。すみません。
お隣の「にじ組」さんでは、お子さまたちが「ツリー」のかたちにもみえる緑色の紙に、綿棒で「木工ボンド」を点々とつけていました。
なぜ、点々と「ボンド」をつけているのか……。
そこに触れる前に、まずはこちらの写真をご覧ください。お皿が何枚か並べられていますね。その中には、色とりどりの「キラキラ」のお飾りが入っています。
お子さまたちは、その中から好きな色の「キラキラ」を選んで取ることができます。いわば、「キラキラ・ビュッフェ」といったところ。
その「キラキラ」を、点々とつけた「ボンド」のところに貼っていくわけです。
すると……。
こんな感じで、「クリスマス・ツリー」にもみえるすてきな作品ができあがりました。ちなみに、緑色の紙には直線的な模様が描かれていますね。この模様は、先日「ビー玉転がし」で描いたものです。
この作品、このまま「クリスマス・ツリー」になるのか、あるいは別の方向に進んでいくのか……。
それは、亜津実先生のみが知っています。
「ほし組」さんは、お子さまたちが緑色に塗った紙皿に赤と茶色の折り紙の作品を貼るところです。
よくみますと、緑色に塗った紙皿には、白い模様が描かれています。「にじ組」さんは、模様を「ビー玉転がし」で描きましたが、香菜子先生が用いた手法は「はじき絵」でした。あらかじめ白いクレヨンで模様を描き、その上から緑色の絵の具を塗ったんですね。
これがまた、クリスマス・ツリーに積もった「雪」のような感じを醸し出しまして、なかなかいい雰囲気を出しています。
背景が決まったところで、いよいよ「主役」の登場です。クリスマスの主役といえば、「サンタさん」。
では、そのサンタさんを乗せてやって来るのは……?
さてさて、いったいどんな作品ができあがるのでしょう。
最後は、こちら。最初にご紹介した「ゆき組」さんの製作ですが、よく探したらもう1枚だけ写真がありました。この女の子が手にしているのが、最初の写真ではよくわからなかった緑色の折り紙の正体です。
どんな「かたち」にみえますか?
どうやら、この「かたち」が輪になって、その頂点に赤い折り紙がくっつくみたいです。
あれ、なんとなく「こたえ」がわかっちゃったかな。
というわけで、きょうは年長さん3クラスの製作を主体にお伝えしました。年長さんの製作といいましても、全クラスが同じものを製作するのではありません。先生たちが、それぞれ得意な技法、試してみたい技法、作ってみたい作品などを自ら選び、各先生の裁量に任せてさまざまな作品がつくられます。それを、先生たちのあいだで共有して、お互いに取り入れながらスキルアップをはかっていくわけです。
お子さまたちが持ち帰る作品には、お子さまたちの想いとともに、「お子さまたちの心に残る作品をつくりたい」という先生の想いも込められています。
どうか、作品がお手元に届く日を楽しみにしていてください。
では、また明日お会いしましょう。
By jimjim