
きょうは、地震を想定した「避難訓練」を実施しました。写真は、防災頭巾をかぶって戸部公園に避難したあと、お部屋に戻るお子さまたちを写したものです。
このあと、各お部屋で過ごしたわけですが、半日保育の最終日とあって、お部屋でゆったりと過ごすクラスが多かったように感じました。
2023.01.12
きょうは、地震を想定した「避難訓練」を実施しました。写真は、防災頭巾をかぶって戸部公園に避難したあと、お部屋に戻るお子さまたちを写したものです。
このあと、各お部屋で過ごしたわけですが、半日保育の最終日とあって、お部屋でゆったりと過ごすクラスが多かったように感じました。
紙芝居を読んだり、絵本を読んだりするクラスもありましたし……、
お部屋あそびをしながら、担任の先生とのコミュニケーションを楽しむクラスもありました。
3学期がはじまって3日目ですので、お子さまたちも幼稚園での生活のペースをすっかり取り戻したみたいです。
そんな中にあって、静かに「エキサイト」しているクラスがありました。
それは……。
「ゆり組」さんです。
なぜ、静かに「エキサイト」していたかと言いますと……。
「かるた」をしていたんです。「かるた」って、静かに盛り上がるでしょ。
幸代先生が読み上げますと、一瞬の静寂を挟んで「パシッ」と「かるた」に手が伸びます。
手にした「かるた」は、ご覧のとおり。たくさんとれたらうれしいですよね。
さて、お正月の余韻が残るいま、お子さまたちの間では、学年を問わず「お正月あそび」が繰り広げられています。
そして、きょうはそのお正月あそびに関して、とても重大な「ニュース」があるのです。
それは、何かといいますと……。
なんと、年長の男子4人が「コマ」を回せるようになったんです。jimjimは、杉之子に長くつとめていますが、その間、誰一人として在園中に「コマ」を回せるようになった子はいませんでした。ですから、これはものすごい出来事なんです。
この子たちが「コマ」を回せるようになったのは、ひとりの男の子がきっかけでした。その男の子は、ずうっとねばり強く練習に練習を重ねていたんです。
最初は、たまに成功するくらいでしたが、徐々に成功する確率が高まり、やがてほぼ100%の割合で成功するまでになりました。
この男の子に触発されたのが、この男の子と仲の良い3人の男の子でした。この子たちも、最初に回せるようになった男の子に負けじと、練習に練習を重ねたんです。
そしてたどり着いたのが、「コマを回せるようになった」という、いままで体験したことがない世界でした。
もう、うれしくて仕方がありません。回せるようになってからは、ずうっと「コマ」に熱中しています。
中には、「ひも」を使って回っている「コマ」を持ち上げて、手のひらに乗せる練習をする子も出てきました。
子どもたちって、こうやってどんどん自分のちからであそびを発展させていくんです。とても興味深く、そして頼もしく感じました。
ひとりの男の子をきっかけにしてはじまった「コマまわし」の連鎖……。
それは、「育ちあい」と「あそびの発展」という杉之子幼稚園がもっとも大切にしていることが実現した出来事でもありました。
この「コマまわし」の波が、これからほかの子にどのように広がっていくのか、あるいはここで止まってしまうのか、静かに見守りたいと思います。
by jimjim