2023.01.13

今日のすぎのこ

「つき組」さんと「ほし組」さん、「いっしょにあそぼう」!!

きのう、「コマ」を回せるようになった男の子のお話をしました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「コマ」には他にも「ベーゴマ」という種類のものがあります。この「ベーゴマ」は、鋳物のため小さいながらも重量があって、なかなかカッコいいコマです。 カッコいいコマなのですが、はじめてこの「ベーゴマ」をみた人は、「いったい、どうやって回すのだろう???」と、首をひねると思います。なぜなら、ふつうのコマのようにはヒモが巻けないからです。 Jimjimも小学生の頃、この不可解なコマをみて、最初はコマだとは思いませんでしたし、コマだと聞いても回し方がまったく想像できませんでした。この「ベーゴマ」の回し方を知ったのは、従兄のお兄さんのおかげでした。従兄は、そのテのあそびは大の得意で、「教えてやるよ」といって、目の前で回してくれました。その手順をみて、jimjimはビックリしました。だって、ヒモの巻き方がふつうじゃないんです。 「ベーゴマ」は、どうやってヒモを巻くかといいますと……。 ヒモの端に「ダンゴ」をふたつ作り、このふたつの「ダンゴ」に引っ掛けるようにしてヒモを巻いていくんです。誰が考えたのかわかりませんが、いちばん最初にこの巻き方を考えて「ベーゴマ」を回した人は、天才だと思いました。 「ベーゴマ」にチャレンジしますと、はじめのうちは苦戦の連続でしたが、そのうちにコツがつかめて、最後にはきちんと回せるようになりました。そのときの達成感とよろこびは、きのうご紹介した男の子たちと同じ世界のものだったと思います。 ふつうの「コマ」は回せても「ベーゴマ」を回せる友だちは少なかったので、ちょっとだけ「どうよ」みたいな感じはありました。いま、「ベイブレード」というおもちゃがありますが、それはおそらく回すことがむずかしい「ベーゴマ」を簡単に回せるようにしたもののような気がします。 なかなか回すこともお目にかかることも難しくなった「ベーゴマ」ですが、できれば一度はチャレンジして受け継いでいってほしい日本の文化ではあります。 さて、杉之子幼稚園は、きょうから一日保育になりました。きのうまでの3日間は、お子さまたちが冬休みの生活から幼稚園生活へと移行するための、いわば「慣らし期間」。車に例えれば、「暖機運転」みたいなものでしょうか。一日保育になったことで、いよいよ本格的な3学期のカリキュラムがスタートしました。 では、そのもようをお伝えしてまいりましょう。最初は、「くま組」さん。お子さまたちがハサミを使って白い画用紙を丸く切っていました。

担任の凜桜先生や補助の佐々木先生は、一生懸命にがんばるお子さまたちを、ジッと見守ります。 でも、うまくいかない場面もあります。そういうときは、そっと手をさしのべて、ハサミの使い方のヒントを与えていました。答えは、そのうちに必ず自分で見つけるはずです。 ところで、丸く切った白い画用紙は、いったい何に使うのでしょう。凜桜先生に聞いたところでは、大小ふたつの白い〇を上下に重ねるのだとか……。 まるで、「ダルマさん」みたいですね。おっと、かなり回答に近づいてしまいましたが、正解はお子さまに聞いてみてください。

「りす組」さんは、筆と絵の具を使って「お当番表」をつくっていました。 淡い色が用意されていましたので、きっと明るい色彩の「お当番表」ができあがることでしょう。

「うさぎ組」さんは、絵の具に浸けたビー玉を画用紙の上で転がす製作をしていました。絵の具の色の選び方も、ビー玉の転がし方もお子さまたちの自由ですから、ひとりひとりの個性が光る作品ができそうです。 こちらの製作は、最後はどのようなかたちに仕上がるのでしょう。お楽しみですね。

ホールでは、年中さんの「体操指導」がありました。きょうのテーマは、ボール投げです。並んでいる跳び箱は、ボールをあてる「的」の役割を果たしています。 お子さまたち反対側では、蛭田先生が「イチ、ニのサン!!」といって、投げるリズムを伝え、それにあわせてお子さまたちが「的」に向けてボールを投げます。 でも……。 「的」である跳び箱まで、なかなか届きません。 そこで、次のステップとして蛭田先生が繰り出した一手は……。

跳び箱の上に「ブロック」を置くことでした。ボール投げの練習の中に、この「ブロック」にボールをあてて落とすという「ゲーム感覚」を取り入れたんです。 すると、あら不思議。ボールの飛距離が伸びただけでなく、ブロックに届いて落とす子も出てきました。こんな小さなひと工夫で、結果は大きく変わるものなんですね。蛭田先生は、ゲームのような楽しさが練習にはいかに大切かということを教えてくれました。

そして、きょうの「メイン」はこちらです。きょうは、「つき組」さんと「ほし組」さんの保護者の方をお招きして、お子さまといっしょの時間を楽しむ「いっしょにあそぼう!!」を開催しました。 「いっしょにあそぼう」は、コロナ禍でしばらくお休みしていましたので、しばらくぶりの開催となります。「いっしょにあそぼう」は前半と後半にわかれ、前半は「つき組」さん、後半は「ほし組」さんが、それぞれ約1時間にわたる「いっしょにあそぼう」を楽しみました。 お子さまたちにとりましては、園庭は自分たちの「ホームグラウンド」のようなもの。「隅から隅まで知り尽くしているよ」とばかりに、保護者の皆さまをリードしていきます。 保護者の皆さまも、お子さまたちに寄り添いながら、子どもたちとのあそびをより一層ダイナミックに仕立てあげ、お子さまたちだけでは到達できないレベルまであそびを引き立ててますと、それにあわせてお子さまたちの目の輝きもどんどんと増していきます。

「なわとび」を使ってのお父さまとの「ちから比べ」。 お父さまといっしょにあそぶことで、いままでになかったあそびのスタイルも登場していました。

「ドッジボール」も白熱。 その他にも「迷路ハウス」「ツリーハウス」「ホッピング」「お砂場」など、ほとんどすべての遊具も「フル稼働」でした。

いつものお子さまたちだけのあそびではみられない「表情」や「動き」、そして「思いやり」……。 保護者の皆さまと一緒に過ごした園庭での時間が、年長さんのときの想い出のひとつに残ってくれたなら、スタッフにとってこれ以上のよろこびはありません。 本日ご来園いただいた「つき組」さんと「ほし組」さんの保護者の皆さまには、この場を借りて心よりお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。 では、また来週お会いしましょう。 よい週末をお過ごしください。 By jimjim

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