2023.01.30

今日のすぎのこ

「ゆうさんの紙芝居」、ついにここまで来た!!

去年10月に出演していただいたアメージング・トリオの「ゆうさんの紙芝居」が、きょうふたたび杉之子幼稚園にやって来てくれました。10月の来日公演では未就園のお子さまたちが対象でしたが、きょうのお客さまは、杉之子の在園児たちです。 好奇心いっぱいの杉之子の子どもたちは、いったい「ゆうさんの紙芝居」にどのような反応を示してくれるのでしょう。 きょうのステージは、2回にわかれての公演でした。1回目と2回目のグループは学年でわかれたのではなく、それぞれ年少・年中・年長2クラスずつの「たてわり」でわけてみました。それぞれの学年がどのような反応を示してくれるのか……。 では、それも楽しみにしながら、きょうのステージのようすをご紹介していきましょう。ちなみに、ここでご紹介する写真は、1部と2部を混ぜてご紹介しています。 ステージの前半は、定番の「人気メニュー」で進行しました。まず、紙コップに牛乳を注ぎます。すると、牛乳はどこかに消えてしまい、紙コップは「トイレットペーパー」のような白い紙の帯になってしまいました。それだけではありません。なんと、そこから生きた白い「ハト」があらわれたではありませんか。 もう、この段階ではやくも子どもたちの目は「点」になり、心は「ゆうさん」たちの「虜」になってしまったようです。 でも、「ゆうさん」たちは「誘惑」の手をゆるめません。ここで登場したのが、ご存知「元気メーター」です。この「元気メーター」は、jimjimの大好きなネタでありまして、ゆうさんの「元気~???」の問いかけに「元気~!!!」と応えると、その声の大きさによってメーターの針の振れ幅が変わるという、視覚的にとてもわかりやすいネタであります。 そして、「元気度合い」がある境界を超え、針がメーターのレッドゾーンに突入しますと……。

それを説明する前に、ゆうさんの問いかけに対するお子さまたちの反応はといいますと、これが写真のとおりでありまして、もう元気度MAX、限界ギリギリまで元気を絞り出し、「元気メーター」の針は、期待どおりにレッドゾーンへ突入!! すると、「元気メーター」は……。

「ボカーン!!」と煙を吹いてバラバラになってしまいました。これには、子どもたちも大笑いです。 ここから、「メニュー」は「チッポくん探し」と「パントマイム」へ。あたかも「壁」や「窓」がそこにあるような「ゆうさん」の見事な「パントマイム」には、子どもたちは声も発せずジッと見入っていました。 こうして、子どもたちが真剣な表情になったあとは、それをほぐすようなメニューを必ず「ゆうさん」は用意してくれます。 どうやって、子どもたちの気持ちをほぐすかといいますと……。 「ネタバレ」をみせるんです。「マジック」とみせかけて、そこで子どもたちに「ネタ」がバレるようなメニューを織り交ぜてくれるんです。これでまた子どもたちの心がリセットされ、集中力が湧いてくるというわけですね。

さて、「ネタバレ・マジック」の楽しいひとときで集中力を取り戻した子どもたちを待っていたのは、今回の「メイン・メニュー」でした。それは、マジックを超え「イリュージョン」といってもいいでしょう。その「イリュージョン」のカギを握るのは、写真でゆうさんが手に持っている「魔法のベル」です。 この「魔法のベル」をチリリンと鳴らすと……。 あら、不思議。物が浮いたり、動かなくなったりするんです。きょうは、この「イリュージョン」に1部では和香先生、2部では里佳先生が登場しました。和香先生の前にある「脚立」に注目してください。「脚立」の上には、「段ボール箱」が置いてあるでしょう。この「段ボール箱」の上で「魔法のベル」をチリリンと鳴らし、和香先生に持ち上げてもらうと……。 なんと、まったく持ち上がりません。段ボール箱の中は、カラッポのはずなんです。それなのに、まったく動きません。和香先生も、「マイッタ!!」の表情です。 そこで、ゆうさんがもう一度「魔法のベル」をチリリンと鳴らすと……。 あら、今度はあれだけ動かなかった「段ボール箱」が、すんなりと持ち上がってしまいました。

子どもたちも、なんだか「エエッッッ!?」という表情です。 でも、驚きはこれだけでは終わりません。次は、ゆうさんが会場の年長さんの中から「お手伝い」の女の子を選びました。 その女の子に台の上に横になってもらい、女の子のからだをシートで覆います。そして、その女の子の上で、あの「魔法のベル」をチリリンと鳴らすと……。

ひえぇ~!! なんと、女の子のからだが「宙」に浮きはじめたではありませんか!! 写真をよく見てください。女の子のからだと、その下にある台との間にゆうさんの「手」が入っているでしょう。これが、「宙」に浮いている証拠です。なんと、ゆうさんのマジックは、ついにここまで来たんですね。 実は、このイリュージョンを紹介してくれたのは、杉之子が初めてなのだそうです。去年の10月の公演以来、ゆうさんは「南米アンデス山脈の山奥に修行に行っている」というウワサを耳にしたのですが、もしかすると、このイリュージョンを完成させるためにひとりで南米まで……。 それはともかく、何しろスゴイことが目の前で起きてしまい、子どもたちも先生たちも、まさに「息をのむ」瞬間に立ち会ったのでありました。

最後は、「アブラハムの子」をみんなで踊って、楽しい「ゆうさんの紙芝居」の公演の幕は閉じられました。 さて、冒頭に申し上げた学年それぞれの子どもたちの反応は、いったいどうだったかと言いますと……。

結論から言ってしまいますと、どの反応もみんな盛大なる反応を示してくれました。心の底から、きょうの優さんたちのステージを楽しんでくれたようです。それを引き出してくれたのは、ゆうさんたちの「パフォーマンス」以外の何物でもありません。 杉之子の子どもたちの反応は、「ストレート」です。いい意味で「遠慮がない」といいますか、素直にそのままの感情を表現してくれます。 「うれしい」、「たのしい」、「おどろく」、「不思議」……。 心の中に浮かんだそれらの想いを、素直に表情にあらわすことができるんです。これは、きっとご家庭で「のびのび」と育ててくださっているからなのだと思います。「感情表現」って、コミュニケーションを育むうえで、とても大切なことだと思うんです。 よく「よろこびは、ひとと共有することで倍になり、悲しみはひとと共有することで半分になる」といいます。この感情の「共有」ということは、そもそもそれを表現しなければはじまりません。 きょうの「ゆうさんの紙芝居」では、上映された紙芝居の途中でこんなことがありました。ふたつ目の紙芝居で上映されたのは、「チッポとテトとおおかみと」のお話し。「おおかみ」が出てくるとあって、ひとりの年少さんの女の子が怖くて泣いてしまいました。 すると……。 隣の女の子が、その子の肩を抱いてあげていたんです。 これは、公演後にメンバーの「きみちゃん」から聞いたお話で、「きみちゃん」は、肩を抱いてあげていた女の子のことを「年少さんなのに、こんなことができるなんてビックリしました」と褒めてくれました。「怖い」という感情表現が隣の女の子に伝わり、そこでコミュニケーションが生まれたわけです。 感情表現が素直にできて、その気持ちををちゃんと汲み取れるお友だちがいる……。 杉之子の子どもたちって、いいな。 心から、そう思います。 余談ですが、2回目の「チッポとテトとおおかみと」の最後は、あの名曲「にじ」のうたで終わるんです。きみちゃんとひろちゃんが「にじ」を歌い出したら、会場の子どもたちもみんな自然と歌い出しました。 「にじ」といえば、杉之子の園歌を作ってくれた中川ひろたか先生の曲です。そのことをゆうさんにお話ししましたら、びっくりしていました。まるで、「にじ」が杉之子とゆうさんたちをより一層、つよく結び付けてくれたみたいです。

最高のパフォーマンスを魅せてくれて、子どもたちをファンタジーの世界へといざなってくれた「ゆうさん(中央)」「きみちゃん(左)」「ひろちゃん(右)」のアメージング・トリオ。 きょうは、ほんとうにありがとうございました。すばらしいチームワークとステージに心からお礼を申し上げます。 ※「ゆうさんの紙芝居」のパンフを添付しました。ご興味のある方は、ダウンロードしてご覧ください。

というわけで、きょうの給食はこちらです。 たまごロールパン カニクリームコロッケ ハムステーキ トマトスパゲティ ブロッコリーのサラダ ピピピチーズ 369kal ごちそうさまでした。 では、また明日お会いしましょう。 By jimjim

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