2023.02.27

「絵本」をつくってみた!!

先週、jimjimにとってちょっと残念なニュースがありました。それは、漫画家の松本零士さんが亡くなったことです。

Jimjimが、はじめて松本零士さんの作品と出会ったのは、確か小学校4年生のときの床屋さんでした。順番を待つ間、何気なくマンガ本を読んでいましたら、その中に松本零士さんの作品があったんです。

その作品名は……。

「衝撃降下90度」。それは、太平洋戦争末期の日本陸軍が試作したプロペラ機で音速を超えるという実験を描いたものでした。松本零士さんといえば、「戦場マンガ」の草分けとして知られていますが、jimjimもその描写のすばらしさと知識の奥深さににすっかりはまってしまいました。

「戦場マンガにはまる」というと、「戦闘機や戦車がカッコいい」という目線になりがちですが、松本零士さんのマンガには、必ずと言っていいほど戦争に対する悲哀が描かれていたように感じました。

「衝撃降下90度」は、その後、松本零士さんの戦場マンガがシリーズ化されたときのタイトルになったように記憶しているのですが、そのシリーズはさらに名前が変わって、今では「ザ・コックピット」というタイトルになっています。「ザ・コックピット」に含まれる作品の一部は、アニメになって動画サイトでも見ることができますので、よかったらご覧になってみてください。

さて、杉之子幼稚園は、先週の水曜日に年長組の「お別れ遠足」があり、金曜日は「おやこ de あーと」の振替休日となったため、ちょっとした「連休モード」に入っていました。きょうは、その「連休明け」となります。

「連休明け」のお子さまたちのようすはどうかといいますと……。

これがもう、「元気いっぱい」であります。きょうは、一日中いいお天気に恵まれましたので、園庭あそびの時間もとても賑やかでした。写真は、その合間を縫って園庭に出てきた「くま組」さんのお子さまです。

なかよく手をつなぎ、ニコニコ笑顔で園庭を走り回っていました。何かおもしろい「事件」が発生したわけではなく、ただ手をつないで走り回っているだけなのですが、それがこの子たちにとりましての「事件」だったようです。とにかく楽しいようで、もうこれ以上ないくらいのニコニコ笑顔で走り回っていました。

「楽しいことに理由なんかいらないよ!!」。そんなメッセージが伝わってきたように感じました。

新しい1週間がはじまるとともに、年長さんは「卒園式」の練習をはじめました。

お部屋をホールに見立てて、入場や並び方、証書授与などの具体的なメニューについて、ひとつひとつの動作を確認していきます。

練習の間、お部屋には何とも言えない緊張感が漂っていました。これからは毎日、こうして「卒園式」の練習がおこなわれていくことと思います。

でも、ずうっと「卒園式」の練習ばかりでは「緊張」の連続になってしまいますので、やはり気分転換は必要です。

「にじ組」さんは、いままでお伝えしてきた製作の「仕上げ」にとりかかっていました。いよいよ、作品の全貌が明らかになるときがやってきたわけです。

さあ、その作品の正体とは……。

「フォト・フレーム」でした。それも、ロケットのかたちをした、とてもかわいらしい「フォト・フレーム」です。まるで、お子さまたちの夢を乗せて「宇宙」へと旅立っていくみたい……。

もしかすると、この「フォト・フレーム」には、亜津実先生のそんな思いが込められているのかもしれませんね。

そして、お隣の「ゆき組」さんもまた「フォト・フレーム」の製作をしていました。先日、段ボール紙に色を塗っている場面をお伝えしましたね。その続きです。

写真をご覧いただきますと、フレームが水色であることがおわかりになると思います。

「あれ、この前は赤と青と黄色に塗っていたような……」。そう思われた方は、正解です。

絵美先生によりますと、赤と青と黄色ではあまりよい色彩にならなかったようで、あらためて水色に塗りなおしたそうです。確かに、この水色のほうが落ち着いた雰囲気を醸し出していますね。

さらに注目したいのは、お子さまたちがフレームにつけている装飾です。

これがまた秀逸でありまして……。

さまざまな色や大きさの「ボタン」と「ビーズ」、それに絵美先生お手製の「リボン」があり、すべて選び放題、つけ放題の「装飾バイキング」となっております。

「ゆき組」さんの「フォト・フレーム」も、「にじ組」さん同様、夢いっぱいの作品になりそうです。

そして、最後はこちら。「ひまわり組」さんです。里佳先生と男の子が、何かを手にしながらとても楽しそうにしています。

ふたりが手に持っているのは何かといいますと……。

「絵本」です。しかも、これは男の子が自分でつくった絵本。タイトルは、「宇宙絵本」だそうです。中には、この男の子が想像した「宇宙」が描かれていて、それを読みながらふたりで楽しんでいるわけですね。

毎年、3学期くらいになりますと、不思議と自分で絵本をつくる子が何人か出てくるんです。いつも読んでもらっている絵本を、「自分でもつくってみよう」と思うのかもしれません。そして、それを実行できるのがすごいところ。

上手とか下手は関係ありません。「自分でつくる」ということがすばらしいんです。だって、世界で一冊しかない絵本なんですよ。まさに「お宝」じゃないですか。

以前、Jimjimの友だちのお子さまも絵本をつくったことがあります。そのタイトルは、「うんこぼっとん」。歩いていたら、上からカラスのうんこが落ちてきた、という内容でした。これだけでも、十分に楽しめました。

世界で一冊の絵本づくり……。

ぜひ、トライしてみてください。

というわけで、きょうの給食はこちらです。

青菜おにぎり
メンチカツ
ミニ四角玉子焼き
キャベツボール
ほうれん草とツナの和え物
はちみつレモンゼリー 325kcal

ごちそうさまでした。

では、また明日お会いしましょう。

By jimjim

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