
きょうは、日本各地で気温があがったみたいですね。横浜でも、午後0時56分に最高気温29.8℃を観測しました。もう、ほとんど30℃の「夏日」です。
詳細はわかりませんが、テレビなどの気象情報によりますと、気温の上昇の原因は「フェーン現象」なのだとか。
「フェーン現象」については、皆さまも「理科」や「地学」で学んだと思いますし、気象予報士の方々が丁寧に解説してくれているので、ここで取り上げるまでもありませんが、きょうのトピックなのでちょっとだけ触れたいと思います。
「フェーン現象」は、「湿った空気」と「乾いた空気」の気温の変化の割合が異なることで起きる現象です。
話を単純にしますと、「湿った空気」は100m高度が上がるごとに気温が0.6℃下がり、乾いた空気は100m高度が
下がるごとに1.0℃気温が上がります。前者を「湿潤断熱減率」、後者を「乾燥断熱減率」といいます。
地上で25℃の空気が2000mの山を吹きあがるとすると、山の頂上では、25-(0.6×20)=13℃になります。その空気が山の斜面を吹きあがる過程で雨を降らせて水分を失い、乾燥した状態で反対側の斜面を吹き降りたとしますと、地上に達したときには13+(1.0×20)=33℃となります。山を挟んで風上側と風下側では、8℃も気温が異なるわけです。
実際には、このようは単純な話ではありませんが、理屈としてはこんな感じです。
ここで、何か疑問に思いませんか?
季節が冬だったら、どうなのでしょう。冬だって、日本海側の湿った空気が雪を降らせたあと、関東地方に「からっ風」といわれる乾燥した風となって吹き降りてきます。このときは、「フェーン現象」は起きていないのでしょうか。
実は、起きているんです。ただ、もともとの気温が低いので、体感的にはあまり感じないんですね。
きょうのような暑さが続きますと、お子さまたちの体力の消耗も大きくなりますが、でも、こういうときこそたくさんあそんで「早寝・早起き・朝ごはん」で体力をつけていってほしいです。もちろん、熱中症には気をつけながらですけどね。
さて、こうして気温が高くなってまいりますと、いよいよ「夏」が近づいてきた感じがします。「夏」といえば、お子さまたち、特に男の子に人気の「アレ」が姿をあらわすときです。
さて、それは何でしょう。
きょうは、「にじ組」さんでその場面を目撃しました。
1枚目の写真をごらんください。
みている……。