2023.06.12

今日のすぎのこ

「廃材」は、「お宝」なり……。

きょうは、未就園のお子さまを対象とした「園庭開放」を予定していたのですが、あいにくの雨でしたので、園庭に代わって「ホール開放」とさせていただきました。 ホールでの「おあそびタイム」を楽しむ前に、スタッフと一緒に「手あそび」をしたり、「かたつむり」の製作をしたりするのは、前回と同じ流れです。

お子さまが主体となって「かたつむり製作」を進めるわけですが、途中、意図せずにブレーキがかかる場面では、隣から保護者の方のヘルプが……。 「なんだか、私がつくっているみたい」といいながらも、お子さまも保護者の方も笑顔がいっぱいであります。 そう、「かたつむり」をつくることも大切ですが、もっと大切なことは、お子さまと保護者の方との触れ合いです。

お子さまにつくっていただくというよりは、むしろ親子でつくっていただくというのが、この製作のポイントなのではないでしょうか。 「このかたつむり、一緒につくったんだよね……」。 いつか、想い出のひとつとして会話のきっかけになってくれたらうれしいです。 この製作のあと、「ホールあそび」に移ることになるのですが、スタッフがその準備を整える間、お子さまと保護者の皆さまは、園内見学へ……。

そこでご覧になったのは、このような製作のようすだったのではないでしょうか。 こちらは、年少の「りす組」さん。お子さまたちが〇の縁を緑のクレヨンで塗って、その中に黒い点々を描いています。

「ひよこ組」さんも同じ製作をしていました。描いている途中で耳にしたのは、この黒い点々が「タネ」であるということ。 まわりが緑で中に黒い「タネ」があるものといえば……。 これからの季節にピッタリのあの「食べ物」なのではないでしょうか。そう考えますと、きっとここから先の工程もあるはずなので、「答え合わせ」は、その工程をみてからにしましょう。

そして、こちらは年中の「ひまわり組」さんです。お子さまたちとともにお部屋の中で異色の存在感を示しているのは、「廃材」の数々です。 お部屋の奥には「カゴ」が3つありまして、担任の亜友莉先生が言うには、「時間をかけて、ここに廃材をいっぱいに溜めたんです」とのこと。さらに、「それが一瞬でカラになりました」とうれしい悲鳴を上げていました。

「これ、カブトムシだよ!!」。ツノがしっかり生えた、たくましいカブトムシのできあがり。色もバッチリです。 廃材あそびは、これだけに留まりません。

年長の「にじ組」さんでも、盛大なる「廃材あそび」が繰り広げられていました。ここで注目したいには、机の上にある赤と白のストライプの容器です。 これ、何だと思います? 答えを申し上げる前に、和香先生がちょっとしたヒントをくれたんです。「子どもたちが、こんど「映画館ごっこ」をしたいって言うんです。ですから、これは……」 もう、おわかりになりましたね。映画を観ながら食べる「アレ」です。そう、これは「ポップコーン」の容器なんです。 それで、「中身」はといいますと……。

ちゃんと用意してありました。これは、「キャラメル味」なのだそう。ほかにも「しょうゆ味」があることは確認済みです。 これは、いつも「廃材あそび」のときに申し上げていることですが、お子さまたちにとりましては、「廃材」は決して「廃材」ではなく「お宝」なんです。 そして、その「お宝」を自由自在に操るお子さまたちは、まさに「お宝」に命を吹き込むマジシャンなのであります。この「創造力」こそが、いわゆるお子さまたちの「非認知能力」を養う一助になってくれるのかもしれませんね。

というわけで、きょうの給食はこちらです。 ゆかりふりかけごはん まぐろ野菜カツ 豆腐のふわふわ寄せ たこ焼き ブロッコリーのごま和え みかん缶 369kcal ごちそうさまでした。 最後になりますが、本日の「ホール開放」にいらしてくださった皆さま、雨の中をご来園くださり誠にありがとうございました。この場を借りて、心からお礼を申し上げます。ぜひ、またいらしてください。 では、また明日お会いしましょう。 by jimjim

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