2023.09.04

今日のすぎのこ

「いちご組」さんもエンジンスタート!!

先日、スタッフが夏休み中に本を読んで、その感想を発表したことをお伝えしました。jimjimも、夏休み中に何冊か本を読みまして、その中には幼児に関連するものもありました。 その本に書かれていた「幼児期に大切なこと」について、少しご紹介したいと思います。「幼児期に大切なこと」は決してひとつではなく、いろいろなことが挙げられますが、ここでご紹介したいのは、「たっぷりと寝る」ということです。それはつまり、十分な睡眠時間をとるということです。 なぜ、幼児期に十分な睡眠をとることが重要かといいますと、簡単に言えば「人間らしい身体」、もう少し乱暴な言い方をしますと「昼行性の動物にふさわしい身体」をつくるためなんです。夜、暗くなったら眠り、朝は明るくなったら起きて、しっかりと朝ごはんを食べる。このあたりまえの生活習慣を、しっかりと脳に覚えさせることが大切なのだそうです。 jimjimが子どもの頃、アフリカで暮らす「ニカウさん」というブッシュマンが話題になりました。「お腹がすいたらごはんを食べる。ごはんを食べたら眠くなる。眠くなったら寝ればいい」。狩猟をしながら、そんな生活をおくる自然体のニカウさんは、時間を気にしながら生活をする都会人とは、別世界の生活をしているようでした。でも、ニカウさんは狩猟をして食料を自力で調達しなければ生きていけません。そのためには、体力が必要です。体力を回復するには、寝るのが一番。 都会とアフリカのブッシュでは、環境はまったく異なりますが、「自力で生きていく」という点ではどちらも同じです。そして、その根幹にあるのは、冒頭に述べた「しっかりと寝る」こと。幼児期の「睡眠」と、その大切さに触れた一冊でした。 さて、杉之子幼稚園は、きょうまで「半日保育」です。みんなが登園したところで、「朝の会」がスタート。

「朝の会」のあとは、降園までの短い時間を有効に使って、各クラスでの活動が展開されていました。 「ゆり組」さんは、今月の下旬に開催される運動会=「すぎりんぴっく」で披露する「アンパンマン体操」の練習です。 「すぎりんぴっく」といえば……。

年長の「にじ組」さんも、「すぎりんぴっく」の係を決めていました。 「すぎりんぴっくの「係」って、なに……?」って思いますよね。それは、たとえば「リレー」で賞状やトロフィーをもらう「係」です。それを、こうして輪になって、みんなで話って決めていました。 年長さんになると、こうして話し合いで決める場面が多くなります。そしてそれは、やがて訪れる「小学校進学」に向けての準備でもあるわけです。

「ほし組」さんも「係」を決めていたのですが、こちらは「すぎりんぴっく」ではなく、日常の「係」でした。 「朝の会」「終わりの会」「給食」など、それぞれに「係」がありますので、それを決めていたんです。もう、すでに「係」はきまったようで、それぞれの「係」ごとにまとまっていました。

1学期とは異なる「係」になったお子さまもいると思います。新しい「係」でも、ぜひがんばってくださいね。

年少の「くま組」さんでは、お子さまたちが交代で夏休みの想い出の発表をしていました。

得意そうに「マイク」を持って話す姿が、なかなかサマになっています。そのマイクを通して発表した想い出は、大切に胸の奥にしまっておいてくださいね。

そして、きょうのメインテーマは、こちら。「いちご組」さんの初登園です。 先週の金曜日に「入園式」を終えた「いちご組」さんのお子さまたち。きょうは、はじめての登園となりました。 jimjimがバスの乗務を終えて幼稚園に戻って来ましたら、何やらお子さまの泣く声が耳に入りました。その泣き声の方向をみますと、そこは「いちご組」さんのお部屋……。 ちょうど登園の時間で、保護者の方とお別れするタイミングでした。登園初日でしたから、お子さまが泣いてしまうその気持ちは、スタッフ全員が十分にわかりますし、それを目の当たりにする保護者の方の辛い気持ちもまた、十分にわかります。 「どうなるのかしら……」と、ちょっと心配になりながら「いちご組」さんのお部屋を訪れたjimjimでしたが、そこでみたのは……。

なんと、ニコニコの笑顔であそぶお子さまたちの姿でした。 担任の幸代先生やサポートの萱野先生と「おままごと」をしたり、おもちゃあそびをしたり……。 「あれ、さっきまで泣いていたよね」と担任の幸代先生に聞きますと、「ええ、そうでしたけど、いまはご覧のとおりニコニコです」とのお話……。

そうは言っても、はじめての幼稚園という場所ですので、しばらくは「戸惑い」と「不安」を感じながらの登園になると思います。涙が出てしまうこともあるでしょう。イヤイヤが出てしまうこともあるかと思います。 いつか、そのときのことを振り返りながら「成長したね」と言っていただけるよう、スタッフ一同、「いちご組」を支えてまいります。 きょうはまだ、エンジンがかかったばかり。これから、どんな「道」がこの子たちを待っているのかわかりませんが、どんな「道」であっても、いつも一緒に進んでいきたいと思います。  その「道」で体験した出来事のひとつひとつを、みんで「想い出の宝物」にしていきましょう。 さあ、「いちご組」さんの出発です!! by jimjim

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