2025.05.12
今日のすぎのこ
年少さん、「粘土」デビューをしました。
皆さま、ご無沙汰してしまい誠に申し訳ありません。まずは、お詫びからスタートです。4月の末から大型連休を挟んで約2週間ぶりの登場となりました。前回は、「連休明けにお会いしましょう」という言葉で締めくくった記憶がありますが、なぜか連休が明けてもこのコーナーは更新されることがありませんでした。それは、なぜかといいますと……。
入院していたんです。皆さまに内緒にするつもりはありませんでしたが、かといって自分から「入院します」というのもどうかと思いまして、そのまま「ゴールデンウィーク・プラスアルファ」に突入させていただいたんです。ところが、きょう出勤しましたら驚くほど多くの保護者の皆さまからご心配の声を頂戴しまして、これは「きちんと説明しなければ」と思い、きょうはお子さまたちのようすをご紹介しながら、ここにその理由をお話しさせていただきます。
今回の入院の理由は、「鼠経ヘルニア」の治療です。4月に入った頃からからだに違和感を覚え、通院しましたところ「鼠経ヘルニア」の診断を受けました。治療には手術が必要とのことで、先生と相談しましたところ、5月6日に入院、7日に手術、8日は経過観察で9日に退院という日程で治療にあたることになりました。
jimjimとしては、長い年月を生きてきて、はじめての「入院」&「手術」となります。もちろん、不安もありましたが、その反面、なぜかドキドキする気持ちもありました。それは、それほど重い症状ではなく、短期の入院だったからかもしれません。
はじめて「入院」を経験して、強く感じたことがあります。それは、執刀してくださる先生のほか、看護師の皆さん、薬剤師さん、麻酔科の先生など、たくさんの医療従事者の方がチームを組んでjimjimの治療にあたってくださったことへの感謝です。皆さん、自分の仕事に誇りを持つホントにすばらしい方々でした。
特に、2日目の手術後にjimjimを担当してくださった新任の看護師さんは、とても素直で正直者。男性の看護師さんで、「この4月に入職したばかりです。どうぞ、よろしくお願いします」と、きちんと挨拶をしてくれました。それを後ろで見守るのは、トレーナー役のベテラン看護師さん。男性の看護師さんは爽やかで、マスク越しですがイケメンぶりが伝わってきます。例えて言うなら、Six TONESの松村北斗さんみたいな感じ。
一生懸命にjimjimの身の回りの世話をしてくれるのですが、ときどき新人さんらしい戸惑いも……。そんなときは、トレーナーのベテラン看護師さんが的確なアドバイスを与えて解決していきます。jimjimは、そんな彼の戸惑う姿を間近でみても、不思議と「大丈夫なの?」などという不安な気持ちになることはありませんでした。きっと、彼の正直で一生懸命な姿が安心感を与えてくれたのでしょう。
そんな彼に、つい自然な流れで質問をしてしまいました。
「この仕事につくには、何かきっかけがあったの?」。
その質問に、彼はこう答えてくれました。「高校2年生のときに、きっかけになることがありました」。
おそらく、それは自分の進路を明確にするほどの大きな出来事だったのでしょう。彼の一生懸命さは、その動機が後押ししているに違いないと確信しました。
彼には、これからたくさんのうれしいこと、悲しいこと、辛いこと、悔しいことが待っていると思います。でも、それらを乗り越えて、一日もはやく自分がトレーナーになれるくらいに成長してくれたらいいなと思います。彼をはじめ、医療従事者の皆さんの仕事への真摯な姿勢を目の当たりにして、jimjimも「一生懸命にやらなきゃ」という思いを新たにしました。
おかげさまで、退院後の経過は順調です。でも、まだ全開というわけにはいきません。しばらくは、高速道路の左車線をのんびりと走るような状態が続くと思います。保護者の皆さまには、あたたかな声をかけていただき、心から感謝の気持ちでいっぱいです。お子さまたちからも、「なんでお休みだったの?」という声をたくさんいただきました。その声を裏切らないように、jimjimも一生懸命にこの仕事に向き合っていきたいと思います。今回の入院で出会った新任の看護師さんのようにね……。
では、そろそろ「きょうのすぎのこ」に話を移しましょう。きょうは、写真にはないのですが、未就園のお子さまたちを対象とした「すぎのこ de あそぼう」が開かれました。「すぎのこ de あそぼう」は、先週の土曜日にも開催されたのですが、残念ながらきょうも土曜日も雨が残ってホールでのお遊びとなり、園庭あそびを楽しんでいただくことができませんでした。楽しみにしていた皆さま、リベンジの機会を設けたいと思っておりますので、ぜひまたいらしてください。ご来園くださり、誠にありがとうございました。
その「すぎのこ de あそぼう」の終了後に「としょしつ」にやって来たのは、年長の「つき組」さんたち。「としょしつ」の中のテーブルや前のデッキで思い思いに本を楽しんでいました。
「としょしつ」には、絵本や図鑑がたくさん置いてあります。絵本の「文字」を読む子もいれば……、
「絵」をみて楽しむお子さまもいて、楽しみ方はそれぞれです。
どんな楽しみ方であっても、「本に触れる」というお子さまたちのその行為が、私たちスタッフにとっては、この上ないうれしさにつながります。
だって、「本離れ」が進んでいるっていうではないですか。「本」は、たくさんの学びを与えてくれる大切な「おともだち」です。ぜひ、これからも仲良くしてあげてくださいね。
そして、きょうは年少さんの「うさぎ組」さんと「ひよこ組」さんが「粘土デビュー」を果たしました。入園式以来、先生がずっとしまっていた「白い粘土」。
きょうは、その封を切って先生がお子さまたちに渡しました。その粘土は真っ白で、見方によっては「おいしそう」というふうにも思えます。
その粘土を、手でこねて丸めたり伸ばしたり……。
まずは、その「感触」を楽しんでいたようです。
感触を楽しんだところで、これもまたきょうが「デビュー」となる「粘土べら」の出番です。
「粘土べら」を使って切ったり穴を開けたりすれば、粘土の世界はさらに広がりを見せていきます。
以前、年中さんの「粘土デビュー」のときにも触れましたが、粘土は自分のイメージをかたちにするには、最高のツールです。
自分の思い描いていたものを粘土で表現できたとき……。それこそ、まさしく「想像」が「創造」に変わった瞬間と言ってもいいでしょう。
車のデザインに例をみるように、工業用の粘土があって、それを自在に操る技術者がいることもお話をしました。
それだけ、粘土の世界は奥が深いということでしょう。変幻自在な「粘土」というツールを使って、これからどんどん自分だけの世界を創り上げていってください。
きょうは、そのための記念すべき「はじめの一歩」でした。
これからできあがる皆さんの作品を、心から楽しみにしています。
というわけで、きょうの給食はこちらでした。
黒糖パン、マカロニソテー、メンチカツ、ミニ四角たまご焼き、ブロッコリーのマヨ和え、パイン缶、321kcal
ごちそうさまでした。
明日は、午前中に外出の用が入っているため、ダメな可能性が極めて高いです。どうか、ご了承ください。
では、また明後日にお会いしましょう。
by jimjim