2025.06.04
今日のすぎのこ
年少さん、「体操指導」でボール体験!!
きのうの冷たい雨から一転して、きょうは陽ざしのあるあたたかな一日になりました。半日保育ではありましたが、いえ、「半日保育だからこそ」と言ったほうが良いのかもしれませんが、お子さまたちは短い時間の中で、この陽ざしの恩恵をたっぷりと享受していました。
先日、プランターに植えた各クラスの栽培は、こうしてお子さまたちがしっかりと面倒を見てくれていて、そのおかげで順調にすくすくと育っています。ミニトマトの中には、少し色づきはじめたものもみられ、お子さまたちの関心を集めています。
「お日さまを享受する」と言えば、やっぱりこの遊びでしょう。きょうの朝の園庭あそびは、「水」がテーマと言ってもいいくらいでした。園庭の隅には、「スーパーボールすくい」が開店し、きのうの雨でできた「水たまり」には、はだしで泥の感触を楽しむお子さまの姿がありました。
そして、「本命」と言えるのは、ホースからほとばしる水しぶきと、洗剤の容器を使った「水鉄砲」です。あちらこちらから水が飛んでくるので、お子さまたちが「水遊び」に熱中しているときは注意が必要です。
さて、きのうからスタートした満3歳児教室の「いちご組」さん。きょうは、さっそく「お砂場デビュー」を飾りました。
満3歳児教室の先生は、3名。それに対して、現在のお子さまの人数は4人ですから、ほぼお子さまひとりに先生ひとりの対応なので、なんとなくゆったりと過ごしているように感じられます。お砂遊びでも、じっくりと自分の世界に浸れる感じ……。
これはこれでいいのですが、幼稚園は集団での生活を体験する場所ですから、お友だちとのかかわりも大切です。この4人のお子さまたちが、新しいお友だちが加わる7月までにどのような「人間関係」を構築していくのか、私たちスタッフは興味津々で見守っていきたいと思います。
きのう年少さんが描いていた「ありがとうの絵」。きょうは年中さんが3クラス同時進行で描いていました。
きのうの年少さんでは、ほとんどのお子さまがひとりのお顔を描いていましたが、年中さんになると、そこにちょっとした変化が現れることに気づきました。それは、こうして「ふたり」えお描いてみたり……、
あるいは、もっとたくさんのお顔を描いてみたり……。
それらは、言うまでもなく「家族」や「兄弟」に他ならないでしょう。
ということは、年中さんになると、年少さんのときよりもいっそう強く「家族」や「兄弟」への想いが育っているのかもしれませんし……、
あるいは別の見方をすれば、年少さんでも「家族」や「兄弟」への想いは強いのですが、それを「絵にするちから」がまだ十分に育っていないと考えることもできます。
どちらにしましても、「ありがとう」という言葉から、最初に「家族」や「兄弟」が浮かんでくるのは、ある意味「ふつう」ではありますが、とても素晴らしいことのように思います。
といいますのも……。
「ユニセフ」が発表した「子ども幸福度調査」では、日本は43か国中14位で平均よりは上であるものの、ここには気になる結果が含まれていました。それは、「精神的幸福度」の順位です。「身体的健康」は堂々の1位で、「学力及び社会的なスキル」は12位なのですが、「精神的幸福度」は、なんと43か国中32位と、かなり下位の結果に終わりました。この結果と並行して示されたのが、15~19歳の自殺率の高さでした。
詳細は割愛しますが、「生活満足度」の項目では、ソーシャルメディアの利用頻度が高い、親との会話が少ないといった環境にある子どもほど、満足度は低かったそうです。
逆に言えば、スマホばかり見ないで、お子さまとの会話を楽しめば、満足度が上がるということなのでしょう。そうしたら、お子さまたちが描く「ありがとうの絵」も、きっといままで以上にワクワクした気持ちで描いてくれることになる……。そんなふうに考えるのは、jimjimの勝手な妄想なのでしょうか……。
そして、きょうの最後はこちらです。きょうは水曜日ですので、年少さんは「体操指導」がありました。まずは、いつもの「準備運動」からです。肩をグルグル回したり……、
アキレス腱をのばしたりと、からだ全体をほぐしていくわけですが、そこには「笑顔」も手伝って、「お顔」の筋肉も一緒にほぐれていくようです。だって、指導員の先生の準備体操、楽しいんですよね。いつも、笑顔がいっぱいです。
その「笑顔」をキープしたまま、さっそく「きょうのテーマ」に入ります。きょうのテーマは、「ボール」です。「ボール」というと「投げる」を思い浮かべますが、それは最後。まずは、「ボール」に慣れていきます。ボールを前から後ろへと渡していくメニューでは、こうして振り向いて渡すことからはじまり……、
次は、振り向かずに頭のうえから渡していき……、
最終的には、足の間から渡すという3つのメニューを体験しました。言葉にすると簡単なのですが、実際のお子さまたちをみていますと、最初のメニューと次のメニューが混ざって頭の中がゴチャゴチャになってしまったり、まったく新たな方法で渡したりと、予期せぬハプニングが続出。「これぞ、年少さんらしさ」がいっぱいです。
最後は、ボールを投げて、自分で拾いに行くメニューで締めくくり。
ところが、拾いに行ったまま「お散歩」しちゃうお子さまもいて、年少さんの「体操教室」は、きょうもまた「精神的幸福度満点」なのでありました。
というわけで、きょうは半日保育のようすをお伝えしました。
では、また明日お会いしましょう。
by jimjim