2025.06.10
今日のすぎのこ
「としょしつ」が大賑わいでした。
きのう東海、近畿、中国地方が梅雨入りし、「秒読み段階」などとお伝えしました横浜も、きょう梅雨入りしたようです。この「ようです」という言葉を用いたのには意味がありまして、現時点での気象庁の発表は、あくまでも「梅雨入りしたとみられる」という暫定的な内容であって、これから詳細な検討を重ねて、9月頃に「関東地方の梅雨入りは、〇日だった」という正式発表がなされるのが通例です。それでも、「梅雨入りした」と発表した後に晴天が続き、「梅雨はなかったのか」と思ったら、8月になって曇りがちの日が多くなり、結局「今年の梅雨入りは不明瞭だった」ということもあります。しぜん相手のことですから、梅雨入りしたかどうかの線引きも難しいときがあるんですね。いったい、今年の梅雨はどうなるのでしょうか……。
では、「きょうのすぎのこ」をお伝えしてまいりましょう。まずは、「いちご組」さんです。きょうの「いちご組」さんは、何とはじめての製作にチャレンジです。製作のベースとなるのは、「手形」。
手のひらに絵の具をたっぷりと塗ってもらい、画用紙にペタッと押し付けて手形をとります。
もしかしたら、「手形」をとること自体、「いちご組」さんのお子さまにとりましてははじめての体験かもしれません。きょうの製作は、この「手形」から先の工程も進めて、最終的には完成に至りました。記念すべき「初製作」の完成記念写真を撮影できなかったのは残念でしたが、ぜひご家庭の良き想い出として飾っていただけたらと思います。
雨で園庭が使えなかったので、各クラスともお部屋での生活となりまして、「うさぎ組」さんは「イス取りゲーム」で盛り上がっていました。座れなかったお子さまは、「負け」というのではなく、「応援チームに仲間入り」というかたちにして、最初から最後まで全員参加で楽しんでいました。
お隣の「ひよこ組」さんにおじゃましましたら、こちらは盛大に「カプラ体験会」を開催中でした。
ありったけの「カプラ積み木」を床に広げまして、お子さまたちは、そのカプラ積み木を横に並べたり縦に積んだりして自由自在に楽しんでいました。中でも、先生との協同作業で進めていた「タワー建設」は、緊張感あふれるシーンの連続でした。
かなり高層階まで建設が進んだタワーの横を、微妙な距離ですり抜けていくお子さまがいるかと思えば、よくみたら脱いだ上履きが基礎部分に接触していたりして、みているほうがシビレることもしばしば。まあ、カプラ積み木は、崩してあそぶのも楽しみ方のひとつですから、「崩れたらまた積めばいい」という感じで、肩のちからを抜いて楽しんでみてください。
年中さんに目を移しますと、「ひまわり組」さんは色とりどりの「〇」を集めて何かをつくっています。何をつくっているのか、お子さまにコッソリ聞きましたら「風鈴」ですって……。これからの季節にピッタリではありませんか。いったい、どんな「風鈴」ができあがるのでしょう。楽しみですね。
「ゆり組」さんは、「あじさい」製作の仕上げに入っているようでした。
あじさいのお花の部分はできあがっていて、きょうはそこに「葉」をくっつける工程でした。
「糊」を使って、あじさいのお花に緑色の「葉」を添えますと、よりいっそうあじさいのお花が引き立ちます。
ほら、こんな感じです。とても清涼感のある製作になりました。きっと、「ゆり組」さんのお部屋の中は、すてきなあじさいの花で埋まることでしょう。
年長さんは、火曜日ですので「体操指導」がありましたが、その話題の前に、まずはこちらをご紹介させてください。ご紹介したいのは、「ゆき組」さんの製作です。興味深いのは、「セロハン」を使っていることなんです。
さまざまな色の「セロハン」をはさみで四角に切っていきます。これを、何枚もつくっていました。
問題は、ここから先のはなし……。「セロハン」をつかった製作といいますと、jimjimは「ステンドグラス」くらいしか思い浮かばないのですが、どうやらそうではない感じもしておりまして……。今後の進展を見守りつつ、また新たな展開がありましたらお伝えしたいと思います。
先ほど触れた「体操指導」はといいますと、きょうも先週に続いて「組体操」の練習を進めていました。先週は、比較的やさしいエントリーメニューとして「ななめひこうき」「親亀子亀」「タワー」を練習しましたが、きょうはもう少し難易度の高いメニューを練習しました。まずは、「6人組」で演じる「花」からスタートして……、
クラス全員が一列になって演じる「ドミノ」を演じ……、
最後は、大技の「すぎのこシャトル」まで体験しました。真ん中の「シャトル」もきれいに決まって、はじめてとは思えないクオリティをみせてくれましたので、これからますます磨きがかかっていくことでしょう。
そして、きょうのメインテーマは、こちら。いよいよ「としょしつ」で本の「貸出」がはじまったんです。正確には、きのうからスタートしていて、きのうは年少さんが対象でした。きょうは、年中さんが対象ということで、貸出時間の12時20分を過ぎたあたりから、年中さんたちが続々とやって来ました。
本は、ひとり2冊まで借りることができます。借りた本は、バッグに入れておうちへ持って帰ります。
貸出の手続きは、「としょしつ」の先生が進めてくれます。このあたりは、本格的な「図書館」といったところです。幼児期に「図書館」の雰囲気に慣れてくれたなら、小学生や中学生になっても「本」を身近に感じることができるのではないでしょうか。
杉之子幼稚園が「としょしつ」をつくったのは、お子さまたちに「本は特別なものではなく、日常の中にふつうあって、身近な存在である」というふうに感じてほしいからです。「本を読むのは、面倒くさい」というのではなく、「本の中には自分の知らない世界が広がっている……」、そんな感覚を身につけてほしいんです。
この本の中には、どんなことが書いてあって、どんな世界が広がっているのだろう……。本に触れたとき、そんなドキドキ・ワクワク感がからだ全体に伝わるような、そんな体験をたくさんしてほしいと思います。
ぜひ、おうちの方もお子さまといっしょに本を読んで、ドキドキ・ワクワクしてください。おうちの方のドキドキ・ワクワクは、必ずお子さまの心に伝わり、本への興味関心を育んでくれるはずです。
というわけで、きょうの給食はこちらです。
白飯、甘辛唐揚げ、豆腐ステーキ、にんじんさつまちゃん、いんげんのごま和え、パイン缶、380kcal
ちなみに、きょうの白飯はあたたかなごはんでした。
ごちそうさまでした。
では、また明日お会いしましょう。
by jimjim