2025.07.30

今日のすぎのこ

「水遊び」は、おあずけで……。

きょうも、暑い一日でした。兵庫県では、観測史上最高となる41.2℃を観測したとか……。こう暑いと、海やプールがにぎわいそうですが、きょうは海辺から人の姿が消えたようです。日本の沿岸には、カムチャッカ半島で発生した地震の影響で、「津波警報」が発表されました。

朝9時40分頃でしたでしょうか。jimjimが園庭で作業をしていましたら、突然、西区役所の防災サイレンがものすごい音量で「ウー」という重苦しい音を流しはじめたんです。それと同時に「津波注意報、津波注意報……」というメッセージが繰り返し放送されました。訓練でしたら事前に通知があるはずですし、9時40分などという中途半端な時間にはおこなわないと思います。「何が起こったのかしら?」と思って職員室に戻ろうと思いましたら、先生たちが「カムチャッカ半島で地震が起きて、津波警報が出ている」と教えてくれました。

「津波」といえば、東日本大震災が記憶に新しいところです。園長先生もjimjimも、そして一部の主任の先生も当時、被災地にボランティアに行き、津波の被害の大きさを目の当りにした経験があります。その記憶もあり、きょうの夏休みキッズは、久しぶりに「水遊び」を予定していたのですが、万一の事態に備えて園舎での生活に切り替えました。

津波の情報を気にしながらの業務でしたので、お子さまたちの写真を撮影する時間も限られており、枚数が少なくなっています。その点、どうかご了承ください。

それにしても、最高気温の新記録更新には驚きました。それこそ、日本中がヒートアップしている感じです。

セミ採りやプール遊びといった「夏」ならではの遊びでさえ、いまや「危険」と隣り合わせです。

「なかよしの友だちと過ごしたあの夏の日……」といったうたの歌詞のような想い出は、いまの子たちには望めないのでしょうか。

このまま温暖化が進行し、、「室内あそびがあたりまえ」の夏休みになったら、それはそれでさみしい感じがします。

水筒と虫取り網を持ってセミ採りに行き、浮き輪を担いでプールへ……。

帰ってきたら、おやつの「すいか」が待っていて、ちょっと休憩したら「ヒグラシ」の鳴き声が1日の終わりを報せてくれる……。

気温の上昇とともに、そんな夏の原風景が遠ざかっていくような気がしてなりません。

では、また明日お会いしましょう。

by jimjim

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