2025.08.21

今日のすぎのこ

行事・イベント

お天気教室「空って不思議!!」を開催しました。

きょうも暑い一日になりました。きょうの横浜の最高気温は、午後1時27分に観測した37.2℃でした。きのうの最高気温が35.0℃でしたので、それよりも約2℃も高かったわけです。これだけ暑い日が続きますと、「いままででいちばん暑い夏なのではないか?」と思ってしまいますが、猛暑日の日数は、実は去年のほうが多いそうなのです。去年の夏が、いかに暑かったかがわかりますね。

そのようなお話をしてくださったのが、日本気象予報士会神奈川支部で活躍する気象予報士の皆さんです。今回のお天気教室「空って不思議!!」は、その中でも子育てを終えたママさん予報士が集まった「サニーエンジェルス」の皆さんが運営してくれています。このイベント「空って不思議!!」は、毎年、夏休みに開催しておりまして、ありがたいことに今年もたくさんの応募をいただきました。しかしながら、会場の広さの都合もあり、年少さんにはご遠慮いただくこととなりました。年少さんは来年、再来年とチャンスがありますので、ぜひまた応募していただけたらと思います。ご応募いただいた年少の皆さん、今回は誠に申し訳ありませんでした。

さて、会場となった2階のホールでは、「サニーエンジェルス」の皆さんによって、さっそく最初のプログラム「雪をつくろう!!」がはじまりました。準備するのは、ペットボトルとテグス、ビーズに養生テープと簡単に手に入るものばかりで、はたして「これでホントに雪ができるの?」と思ってしまいます。

ただひとつ、重要なアイテムがありまして、それが「ドライアイス」なんです。「雪」は、冷やさないとできませんから、この「ドライアイス」を入手できるかどうかが大きなカギを握ります。

この「雪」をつくるにあたりましての詳細な工程や原理は割愛させていただきますが、うまくするときれいな雪の結晶ができあがるから不思議です。

「雪」をつくるための工程の多くは、お子さまだけではできませんから保護者の方のヘルプが必要になります。

こういう「共同作業」もまた、この「空って不思議!!」の楽しみのひとつなんです。

なぜなら、一緒に作業を進めれば、それだけ関心が強くなるじゃないですか。お子さまも保護者の方も、「うまく雪ができるかな?」と期待が高まれば、楽しみも増すというものでしょう。こうして、「雪づくり」の準備が整いましたら、そこで作業はいったん終了。ドライアイスで冷やして、結晶が成長するのを待ちます。

その待ち時間におこなうのが、次のプログラム「雲をつくろう!!」です。これも、材料は身近なものばかり。ペットボトルと、飲み口につけるシュポシュポです。このシュポシュポは、ペットボトルの中の空気の圧力を高めたり下げたりするために使います。炭酸が抜けないようにするキャップとして、通販でも売られているものですね。

雲をつくる原理としては、ペットボトルの中に少しの水を入れて湿らせます。

そこに、雲の「核」となるものを噴射してよく振ります。

ペットボトルの中身が一様に混ぜ合わさったところで、シュポシュポでペットボトルの中の空気圧を上げていきます。

十分に圧が高まったところで、こんどはペットボトルの中の空気を一気に抜きます。

空気は、圧力が高まると温度が上がり、圧力が低くなると温度が下がりますので、空気を抜くことでペットボトルの中の空気は一気に冷えることになります。

空気が冷えますと、ペットボトルの中の余分な水蒸気が核にくっついて「雲ができる……」、簡単に言えば、こんな感じです。写真のように、ペットボトルの中が白くなれば、これが「雲」というわけです。大成功ですね。

「雲」をつくる実験がうまくいったところで、「雪」はどうなったのかと、途中経過を観察……。懐中電灯でペットボトルの中を照らしてみます。テグスのまわりには、少しずつ雪の結晶ができはじめていて、お子さまたちもちょっとドキドキ感を感じているようでした。

このあとは、「お天気クイズ」の時間となりました。答えは、三択。「台風の強さは、何で決まるのか」「横浜のアメダスは、どこにある?」「夕方は、何時から何時まで?」など、わかりそうでわからないような微妙な出題が続き、その解答には、お子さまだけでなく保護者の方々も一喜一憂していました。

さて、こうしてお天気教室「空って不思議!!」を開催したわけですが、正直に申し上げれば、その内容はまだまだ幼稚園児には難しいと言っていいでしょう。でも、「雪ができた!!」「雲ができた!!」そんな単純な感動が心に残るだけでも十分だと思います。やがていつの日か、幼稚園の図書室にある図鑑に「雲」や「雪」の姿を見つけたとき、「あのときに雲をつくった!!」「あのときに雪をつくった!!」という記憶がよみがえり、そこから「雲のかたち」や「雪のかたち」に興味が生まれてくれたら、それだけでもこのイベントを開催した価値があると思っています。きょうのイベントでは、どんなことをしたのか、その内容を絵に残しているお子さまもいましたし、「家に帰ってから、もう一度トライしてみます」という保護者の方もいらっしゃいました。スタッフとしては、うれしい限りです。

そんな楽しいイベント「空って不思議!!」を運営してくださった「サニーエンジェルス」の皆さん(真ん中の4人)。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

そして、最後はこちら。きょうペットボトルの中にできた「雪の結晶」の写真です。雪の結晶は、気温と湿度によってその姿が変わります。ですから、雪の結晶のかたちをみれば、上空の気温や湿度について、おおよその見当がつくと言われています。このことを発見した雪の研究家「中谷宇吉郎先生」は、「雪は天からの手紙である」という名言を残しました。きょう参加してくれたお子さまたちの心の中にも、きっとすてきな雪のメッセージが残ったことでしょう。そのメッセージを、大切にしてくれたらいいなと思います。

というわけで、きょうは「空って不思議!!」のもようをお伝えしました。

明日は、外出のためお休みとさせていただきます。申し訳ありませんが、ご了承ください。

また、来週お会いしましょう。

by jimjim

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