2015.09.08
今日のすぎのこ
雨あそび
雨、レインコート、水たまり……。 んんっ?? はだし?? なんで?? これは、お昼ご飯を食べた後の園庭でのできごとです。 きょうは、いちにち雨でしたね。停滞している秋雨前線が「雨製造機」だとすると、北上している台風18号は雨製造機に水蒸気を送る「ポンプ」みたいなものです。台風の上陸は明日との予報ですから、まだまだ油断はできません。大雨にならなければいいのですが……。 そんな雨降りでしたので、きょう予定されていた園庭解放は中止。恨めしくも思える雨ですが、にじ組の末佳先生は、その雨を見事に子どもたちの「あそび道具」にしちゃいました。
レインコートを着たにじ組のお友だちが、次から次へと雨の園庭に出てきました。 「雨の中で好きなようにあそんでいいよ」。そういわれても、どうやってあそんでいいのか戸惑ってしまうくらい、子どもたちには悩ましい言葉です。ですから、はじめは最初の写真のように、はだしで水たまりの感触を確かめるところからはじまったのです。
でも、そんなことではすぐに満足できなくなって、雨の中を走り回ったり、追いかけっこをしたり……。 普段できない「雨の中のあそび」ということが、子どもたちの心のブレーキを外したようです。
ブレーキが外れると、何のフィルターもなく、こころの中の思いが、そのまま表情にあらわれてくる、そんな感じさえ受けます。
ブレーキが外れてアクセル全開!!
お砂場にも入っちゃえ!!お砂場は、砂の上にネットが張ってあるので、泥だらけにはなりませんが、泥の感触はしっかり伝わってきます。 「ぐちゃぐちゃして、変な感じ~」と言っていました。
そのお砂場の横では、クッション用のラバーマットに向かって女の子がジャンプしてあそんでいました。ラバーマットから飛ぶ水しぶきが楽しいようです。
レインコートがない子どもたちは、幼稚園の傘で……。「ボクも入れてよ~」。ひとつの傘で3人とは、仲がいいですね。
水たまりに入った足で、コンクリートの上に足の形をペタペタ。 「見て~、たくさん足の形があるよ~」。 それにしても、いろいろなあそびを考え出して楽しむ子どもたちです。 「雨の中であそぶ」なんて、家ではなかなかできないことだと思います。でも、そういう普段できないこと、非日常的なあそびをしているときこそ、子どもたちの瞳は輝き、表情はいきいきしているような気がします。 そういう表情を目の当たりにすると、家ではできないことを経験させてあげるのが幼稚園の役割であり、使命でもあることを痛感します。 杉之子は「幼稚園」という環境でしかできないことを大切にし、それを子どもたちに体験させることによって、子どもたちの「学び」や「育ち」の種としています。その種からいつ、どんな芽が出るのか……。楽しみであると同時に責任の重さも感じます。 「雨あそび」。また、杉之子のあそびに新しいレパートリーが増えました。でも、冬はできないかな……。
というわけで、きょうの給食はこちら。きょうは、パン給食でした。 照り焼きチキンパンとレモンパン。なんか同系色で色彩にちょっと物足りなさを感じますが、味は抜群です。ムカイベーカリーさん、ごちそうさまでした。 明日は半日保育。渡辺英一先生をお招きしての親学塾です。 by jimjim