2015.09.14

今日のすぎのこ

すぎのこ山

先週の金曜日のお話です。保育が終わった後、1台の小型ダンプカーが幼稚園にやって来ました。ダンプカーの荷台には、砂が山盛りに積まれています。 幼稚園の園庭には砂が敷かれていますが、風で飛んだり、雨で流れたりして少しずつ少なくなっていくので、ときどき補充してあげないといけないんです。 ダンプカーは、その補充用の砂を運んできたのでした。 写真は、園庭であそぶ子どもたちのようすです。子どもたちの足元にある黒っぽいものが何かわかりますか。これがダンプカーが運んできた砂です。荷台から降ろしたら、「ザーッ」と流れ落ちて、きれいな山になりました。 この流れ落ちるシーンを興味津々のまなざしで見ていたのが、預かり保育の子どもたちです。ちょうど、保育が終わった後にダンプカーがやってきたので、預かり保育の子どもたちは、砂の搬入シーンを見ることができたのです。 砂を降ろしてダンプカーが門を出ました。 「キッズの子どもたち、さあ、あそんでいいよ~!!」と預かり保育の先生が子どもたちに声をかけると、子どもたちは一目散に砂の山へ。その時のようすを写真にとれなかったのは、本当に残念でした。そう後悔するほど、子どもたちが走って砂の山に向かう時の顔が素晴らしかったんです。 そして、砂の山にたどり着いたら写真のとおり、まるで夏の富士登山みたいなにぎわいになりました。

たくさんの砂が入りましたから、思う存分に砂であそぶことができます。一生懸命に砂の山をつくる女の子。どんどん大きくなっていました。 ほかにも、カップを使ってケーキを作ったり、お菓子を作ったりしている女の子もいました。女の子らしいな、そんなかわいらしさが伝わってきます。

一方、男の子は……。杉之子らしさが出てますよ~。 写真は、年中さんの男の子。さっそく作業に入りました。自分の足の間に砂を盛り始めています。すでに、足は砂だらけ。

こちらも、負けていません。やっています。なんか、ものすごく楽しそうな顔ですよね。 気になるのは、左から二人目の子。うつぶせで背中には砂が積もり、顔を砂につけ、帽子のつばを砂で固めているようにも見えます。かなりのハイレベルです。

上級者になると、こういうあそびに発展するんですね。埋まっちゃってます。まさか、幼稚園の砂でこういうシーンを目撃するとは思ってもいませんでした。 素晴らしい!! 周りのお友だちからも、「すごーい!!」と尊敬のまなざしを集めていました。 それにしても、子どもたちって砂の山ひとつでこんなにもいろいろなあそびを思いつき、輝くひとみでいきいきとあそぶことができるんですね。 自然、水、砂、泥、石……。考えたらきりがないくらい、こどもたちの遊び道具になる材料ってあるんですね。家の中ではできないあそびを、もっともっとさせてあげたい。「すぎのこ山」の砂であそぶ子どもたちを見て、そんな思いを強く抱きました。 by jimjim

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